
吹っ切れだした2022年ごろ。別に自認オスカルではないです
そんな「異物感」を抱えたまま大学生、20代、就職をしないまま留学し、帰国。フリーランスという名のフリーター生活を送る中、ふと、「あれ、周りの目ってそこまで気にしなくていいのか」と思うようになりました。
もちろん、褒められたら、好かれたら嬉しいです。でも、無理はしょせん続かない。非人道的行為や、悪意ある行動をしない、善き人でいるように努めることはできても、人様の評価をどうこうはできない。
仮に自認がお蝶夫人やオスカルだったとして、人に「わたくしのことはオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェだと思っていただき、そのように扱ってください」と強いることはできません。例えが古い……今で言えば何かしら、禰豆子?
ただし己が己をどう思っていようと、自分以外の人にはまっっったくもって関係ありません。いじましさを表に出したり(自分の経験です)、卑屈になって他人に攻撃的になったり(自分の経験です・再)しなければ、自分のことを世界一嫌いだろうと、好きだろうと、オスカルだろうとサルバドール・ダリだろうと人様には関係ないわけです。
自分で自分を「はなまる」だと自認にしてあげればいい
……じゃあ、どんな自分にも「マル」をつけてやれば、毎日楽しく過ごせるのではないか?
と、ある時にひらめきました。TBSで朝に放映していた「はなまるマーケット」という番組がとても好きだったことで思いついたことでした。何度か出させてもらった番組です。
ちなみに好きなコンテンツ『アイドルマスター SideM』に登場する推しユニットのメンバーの兜大吾くんというキャラの口癖が「はなまる笑顔」であり、このメンタルを尊敬しているのもありました。
とある年下の友人が、自分のできないことばかりあげつらっていた時に、「できたことにマルをつけてみては」とアドバイスをしたこともあります。
子育てしながら、夫のサポートもし、パートに出て、家事もしている。彼女はとても頑張っているのに、もっともっとというプレッシャーをかけて、自分を追い込んでしまっていました。
そこで、「ノートでも手帳でもいいから、はなまるをつけて寝てみたらどうか」と提案しました。朝起きてから、夜寝るまで、いろいろなことをしているはず。それがどんなにわずかなことでも、「今日の自分」に自分ではなまるをつけてあげる。
友人からは後に、気持ちがずいぶん上向きになり、お医者さんにも良い方法だと褒められたと連絡をもらいました。

母親が入院後、『断捨離』テレビ番組に出演した時の予告
人はその時その時の「めいっぱい」で生きています。例えば私は母が入院していた時、モノだらけで真っ暗な家で、ふさぎ込んで暮らしていましたが、その時の私はそれが「めいっぱい」だったのです。
「今日のわたしも、はなまる!」
こう唱えてから寝ると、なんかちょっと笑顔になって眠れます。メモに書きつけるのも、 手帳にはなまるを書くだけでも、効果はばっちりですよ! なんなら私は全部やっています。
大人になれば、誰かがつけてくれた花丸をもらう機会は極めて少なくなります。じゃあ、しょうがない、自分でつけていきましょう!
はなまるマーケットな人生になるように、過ごしていきたいものです。
<文/宇野なおみ>
宇野なおみ
ライター・エッセイスト。TOEIC930点を活かして通訳・翻訳も手掛ける。元子役で、『渡る世間は鬼ばかり』『ホーホケキョ となりの山田くん』などに出演。趣味は漫画含む読書、茶道と歌舞伎鑑賞。よく書き、よく喋る。YouTube「
なおみのーと」/Instagram(
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