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セブンの“スムージー半額”に大行列。物価高だけでは説明できない「並んででも買いたい人たち」の心理

生活苦だけじゃない、行列に並ぶ意味とは

 ただ、キャンペーンが盛り上がりを見せている理由としては、“生活苦の反動”だけではないように思う。情報過多の現在、その日食べるものを選ぶことさえ面倒になった。ただ、キャンペーン中であれば、「せっかくだし」という気持ちになり、何を食べるかを決めやすくなる。
サーティワンアイスクリーム

tamayura39 – stock.adobe.com

 また、キャンペーン中には多くの人が押し寄せるため、対象商品を購入することは“祭りに参加している感”という高揚感をもたらす。さらには、「買えなかった」と言っている人が少なくないことから、無事に購入できたのであれば、優越感も味わえる。単に「お得だから」という理由だけではなく、キャンペーンをある意味“フェス”と捉えている人が結構いることも、足を運ばせる要因になっているのではないだろうか。

キャンペーンを継続してもらうために

 今やキャンペーンは生活苦のオアシスであり、高揚感を与えてくれるフェスでもある。そんな私たちの強い味方ではある一方で、「キャンペーン中は休憩が取れなかった」「アイスをすくい続けて腕が悲鳴上げてる」といった店員側の苦悩の声も、キャンペーンの度に上がる。  また、ドミノ・ピザでも過去に「デリバリーLサイズピザを買うとMサイズピザ2枚無料!」を実施した際に注文が殺到し、供給が追い付かずに一部店舗では注文を停止する事態が起きた。キャンペーン中の現場を想像すると、パンク状態で業務にあたるスタッフの姿が浮かび、胸が痛む。  現場の人員確保や期間中の賃金アップまでをセットで考えることは、企業がキャンペーンを実施するうえで必要不可欠だ。盛り上がりを作るだけ作って、あとは現場任せ、では立ちゆかない。キャンペーンを今後も楽しみたいのであれば、こうした現場スタッフ視点の意見についても、利用客が積極的に企業に対して声を上げていく必要があるのではないだろうか。 <文/浅村サルディ>
浅村サルディ
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。
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