ところが返ってきたのは「はぁ? 何なの、その言い方! せっかく自慢してあげたのに。芸能人気取りしてんじゃないわよ」という耳を疑うような怒声だったそう。

「私はあまりのことに言葉を失いました。『そういう意味ではなくて……』と言いかけたところで『もういい!』と一方的に電話を切られてしまったんです」
自分の行動を省みるどころか、注意されたこと自体が気に入らなかったのでしょう。
「その夜、帰宅した夫に一部始終を話して相談すると、夫は表情を変え『母さん、勤務先まで書いたってどういうこと?』とすぐに電話をかけてくれましたが、義母は不満そうに『何よ。せっかく自慢してあげたのに』と繰り返したんですよ」
すると夫は、間髪入れずに「自慢とかどうでもいい。本人に無断で顔写真と勤務先をネットに載せるなんて非常識だ!」と注意しましたが、義母は反省するどころか「別に芸能人でもないくせに……誰も梨沙さんに興味なんてないから大丈夫よ」と鼻で笑ったそう。
誰かに狙われるかどうかではなく、本人が嫌だと言っている情報を、許可なく公開すること自体が問題なのですが……義母にはその線引きが理解できなかったのでしょう。
「すると夫は『家族なら何をしても許されると思うな。梨沙が消してほしいって言った時点で、謝って消すのが普通だろ』とキッパリと言ってくれたんです」

ようやく義母は黙り込み、夫が「今すぐ消して」と言って電話を切ると、数分後には投稿は削除されていたそうです。
後日、義母と顔を合わせた際は少し不機嫌そうだったものの、それ以来、写真を撮る前もSNSへ投稿する前も「載せても大丈夫?」と必ず確認するようになりました。
「あの件で、ようやく『家族だから何をしてもいいわけではない』ということと、SNSには確認してから載せるという今では当たり前のルールを分かってくれたんだと思います」