「2人の兄は人気俳優&紅白出場歌手」26歳俳優・菅生新樹が3兄弟で唯一“本名”で勝負する理由
野球部員役で成長してきたキャリア
結は門限を過ぎてしまった。最寄駅に戻り、自転車置場に急ぐ。すると後ろから偶然を装った陽太がやってくる。陽太は結に恋心を寄せている。これを好機と捉えた陽太が「俺に任せり」と言うのだが、分厚い背中が何とも頼もしい場面だった。 陽太役は野球部員ということもあり、『初恋の悪魔』当時よりずっと大きな背中になっていた。背中で見せる演技が、ここぞという場面で菅生の持ち味を引き出す。彼にとっての背中は俳優としてのアイデンティティでもある。 鈴木亮平主演のTBS日曜劇場『下剋上球児』(2023年)でも野球部員役を演じた。さらに主演ドラマ『人は見た目じゃないと思ってた。』では、菅生演じる主人公の初期設定が野球部員だった。しかも第1話冒頭は背中のアップから始まる。菅生は野球部員役で成長してきたキャリアがあるのだ。 同作記者会見では「見た目と中身」について「自分も今、ちょうど悩んでいるところでした」と言っている。さらに、現在配信中のNetflixシリーズ『喧嘩独学』のインタビュー(デイリー掲載)では「自分の中の殻を破って得た物がありました」と語っているように、動画配信に活路を見出す高校生役で顔の演技(見た目)と背中の演技(内面)をうまく使い分けている。 <文/加賀谷健>
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