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「ディズニー連れてってやる」孫と約束しては“また今度”を繰り返す義父。モヤモヤしていたら…6歳児の“素朴な疑問”で変化が訪れた

6歳児の“素朴な疑問”にハッとする

 そんなある日、義父はテレビCMを見ながら、また隼人くんに向かって「今度はこのおもちゃ買ってやるからな!」と笑顔で言ったそう。  その瞬間、美咲さんは思わず心の中で「お願いだから、もう言わないで」と思いました。 「すると隼人は、少しだけ困ったように笑って『じいじの今度っていつなの?』と小さな声で言ったんですよね。私は思わずハッとしてしまって」  さらに隼人くんは、責めるような口調ではなく、本当に不思議そうな顔で「ぼく、じいじと一緒に遊びたいだけなんだ。おもちゃはなくてもいいから、約束は守ってほしい」と言ったそう。  隼人くんの言葉を聞いた義父は、何も返さず、ただ黙ってうつむいてしまいました。

初めて守られた約束の一日

「するとその数日後、義父は私に『今度の日曜日、隼人を近所の水族館へ連れて行ってもいいか』と自分から連絡してきたんですよ。そんなの初めてなので驚いてしまいましたね」  しかも今回は違いました。当日の朝、義父は約束どおり時間ぴったりに迎えに来ると、隼人くんを連れて近所の水族館へ。  決して有名なテーマパークでも、大きなレジャー施設でもありません。大きな公園の中にある無料の小さな水族館でしたが、隼人くんはとても嬉しそうに一日を過ごしていたそう。 「帰宅した隼人は『じいじとお魚いっぱい見て楽しかったよ!』と満面の笑みで……私もようやく胸のつかえが取れました」
水族館

※画像はイメージです

 何気なく口にした約束でも、子どもにとっては何日も前から心待ちにする大切な約束です。 「高価なおもちゃや特別なお出かけよりも、子どもにとって一番嬉しいのは、『約束を守ってくれること』なんだと、義父も気づいてくれたのかもしれません」と微笑む美咲さんなのでした。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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