医師ばかりに申し込み「高望みと気づきませんでした」
沙織さんのお父さんは、病院を経営していました。
婚活を始めたころ、沙織さんは医師の男性にばかり申し込んでいたそうです。しかし、当然ながらなかなか会えません。そこで、歯科医、弁護士、公認会計士も対象にしましたが、うまくいきません。
その後は「年収1000万円以上で大卒なら、仕事はあまりこだわらない」と条件を広げ、最近は「年収700万円以上」で探しているそうです。
「今の結婚相談所の人から、かなり人気の男性ばかり狙っていたことを指摘されて、やっと気がついたんです。お相手はもっとバリキャリ女性や、若い美人さんとも会えるわけですよね。別に高望みしていたつもりはなかったんですけど」
沙織さんは小学校から私立で、周囲にも裕福な家庭の子が多い環境で育ったそうです。
有名大学を卒業しましたが、やりたいことがないため就活は難航し、現在は一般企業で事務職をしています。
医学部を目指せるほど勉強ができたわけでもなく、経済力があるキャリア女性でもない。それでも、育ってきた環境から、生活水準と男性に求める理想は高い。ここが、沙織さんの婚活の難しさにつながっていました。

多くの人の婚活を見ていると、相手探しには興味深い傾向があります。
一つは、人は自分が育ってきた「普通」や「当たり前」が近い相手を選びやすいこと。
もう一つは、自分と似た属性の相手を、避けたがることことです。
沙織さんは、「子どもができたら私立に入れたい、習い事もさせたい」ため、相手はある程度の高収入を求めています。
ところが、親の会社を継いだ経営者やマンション経営など不動産で高収入を得ている男性は、あまり好みません。「たくましさがない」からだそうです。
沙織さんが好むのは、会社員としてバリバリ働いている男性。そして、自分はそんな男性を支える家庭を築きたいと考えています。
彼女自身は「実家が太い」のに、似た属性の男性は避けたいわけです。ところが、普通の家庭で育った男性からすると、沙織さんは「お金のかかる生活を好む女性」に見える可能性があります。