
2022年に放映されたブックオフCM(ブックオフコーポレーション株式会社のリリースより)
自分の道を模索していた寺田心さん。転機の一つとなったのがCM出演です。2019年の「ブックオフ」のCMでは、セルフパロディのコミカルな演技で「今こう思いましたね。ブックオフなのに本ねえじゃーんって」というセリフを放ち、話題になりました。
「本を売ってください!」と渾身の泣きの演技も見せ、実はおもしろいキャラだと世間に認知されるように。
炭酸飲料「マッチ」のCMでは、「共学でモテたい」と悶々とする男子校に通う高校生を演じていて、そちらも絶妙な顔芸でコミカルに好演していました。数あるCMの中でも、2022年「ブックオフ」のCMでお笑い芸人のなかやまきんに君と共演したのがマッチョ化を促進したように思います。
おそろいのブルーのタンクトップにデニムのショートパンツで共演し、「パワー!」と叫んでいた2人。撮影後の動画ではなかやまきんに君に「めちゃくちゃ素晴らしい筋肉してる」「僕は心くんの大腿四頭筋が素晴らしいと思ったんです」「筋肉の繊維もしっかり見えてかっこいい」とほめられて嬉しそうでした。
その時は「懸垂や腕立てをしてます。朝と夜、バスケ後は棒にぶら下がっていたらこうなりました」とトレーニングについて語っていました。
18歳の現在は、その頃からさらにトレーニングが本格的になり、週6回のジム通いと徹底した食事管理で62キロから82キロまで増量。110kgのベンチプレスを上げられるくらいになり、満を持してメンズフィジークチャンピオンシップスの出場した、という流れのようです。
自分を「寺田さん」と呼ぶ。天才子役ならではの客観性
寺田心さんは演技力は素晴らしいですが、自分を客観的な視点で見ることができる、という特性もあります。
2022年、牛乳・乳製品需要拡大キャンペーンで「ミルク大臣」に就任した時の動画を見たら、浴衣に下駄で歩きにくそうなのを指摘された寺田心さん。「大臣思ったより慣れてなかった」と、自分を第三者的に「大臣」と呼んでいました。
そのことを突っ込まれると「昔から自分のことを第三者として呼んでしまうんです。寺田さんとか、寺田くんとか。友達に連絡するときも客観的になる。今は大臣になりきっちゃってるんで」とコメント。天才子役は、どこか自分をプロデューサーやマネージャー的な視点で見ているのかもしれません。
その客観的な目線から自己プロデュースすると、やはり常に「ギャップ感」が重要だと思われたのでしょうか。子ども時代は、大人びた喋り方とあどけない見た目の違和感で個性的なキャラを作り出し、青年になったら童顔とマッチョというギャップで世間の興味を引く。大谷翔平選手の例もありますが、童顔とマッチョというギャップ感は女性人気も高いです。