ネットで一時的に話題になる商品は、必ずしもヒットにならない時代に

「一点突破すぎ!敷き詰めごはん てりやきソーセージ」(価格397円)
まずは冷静に、今回の商品に斬新さがあるのかどうかを考えていましょう。実はこの類の弁当は、すでにローソンストア100が2021年に大ヒットを記録。
おかず1種類だけの超シンプル弁当「ウインナー弁当」(216円)が発売され、累計558万食を記録しました。この弁当の存在を知っている人にとっては、今回の弁当には大きな驚きを感じない可能性があります。

ローソンストア100で発売された「だけ弁当(ウインナー)」(248円)。価格は2024年撮影時のもの
また他にも2025年6月にドン・キホーテが「コーンとコーンとコーンパスタ」というコーンまみれの偏愛めしを発売しています。
この商品は節約コンセプトに開発されたものではありませんが、てりやきソーセージをたっぷり乗せるというコンセプトと共通する要素があり、潔さや食材に対する偏愛をカタチにした弁当はすでにドンキが先行していることになります。
つまり、今回発売されたローソンの一点集中型弁当に目新しさや驚き、話題になるほどのインパクトがあるかと言えば、やや弱いのではないでしょうか。

「コーンとコーンとコーンパスタ」。一点具材を盛り過ぎコンセプトは、すでにドンキが先行している
もちろんこれらの弁当が悪いと言っているわけではありません。シンプルな弁当が食べたいというニーズには無駄のない最高の贅沢と考えることもできます。

オーケーが累計5000万食を売り上げる「ロースかつ重」。価格は366円!
それでは次に、安さやコスパの面から考えてみましょう。物価高に対抗してくれる、消費者が心からリスペクトしてリピートできるようなハイコスパ弁当を探していくと、その答はスーパーマーケットにあります。
例えば、現在急成長を遂げるディスカウントスーパー「オーケー」の「ロースかつ重」。カナダ産三元豚を使用したかつ重が税込み価格で366円という安さ。
このかつ重は発売10年で5000万食を突破した超大ヒット弁当で、容器の工夫や副菜をなくすことで、かつ丼自体の味を落とすことなく徹底的なコストダウンに成功しています。同じくオーケーでは300円前後の弁当が多数存在し、中には多様な具材が詰め込まれた季節を感じる商品も。

「栗ときのこの彩り茶飯」は、322円。この日は10%引きだったため300円以内で購入できた