もうひとつ忘れたくないのが、結び目まわりです。トップと耳まわりをふんわりさせても、結んだ毛先が細くストンと下がっていると、そこだけ寂しく見えてしまうことがあります。だからこそ、結ぶ前に髪を巻いておくことがここでも役立ちます。
毛先にカールや動きがあると、結んだ部分にも自然なボリュームが生まれます。毛束を軽くほぐしたり、毛先の動きを整えたりして、結び目から下が小さくまとまりすぎないようにしましょう。
トップだけをふんわりさせるのではなく、頭の上・横・後ろに立体感を作るように意識すると、全体のバランスが整い、顔まわりもやわらかな印象に見えます。
この3つのポイントは、ハーフアップでも同じです。ハーフアップは顔まわりがすっきりして便利ですが、耳上の髪をきっちり集めてそのまま結ぶと、トップやサイドがぺたんとしてしまうことがあります。
髪を軽く巻いてから、耳上の髪をざっくり取って結び、分け目がくっきり出ないようにも気をつけることがポイントです。
そのあと、トップを少し引き出す、耳まわりをタイトにしすぎない、結び目や毛先に動きを残すといった、この3点を確認します。
凝ったねじりや、くるりんぱは必ずしも必要ではありません。ゴムで結ぶだけのシンプルなハーフアップでも、シルエットを整えるだけで印象は変わります。
忙しい朝は、凝ったヘアアレンジは難しいもの。けれど、髪をざっくり巻き、トップ、耳まわり、結び目まわりの3カ所に少しボリュームを出すだけでも印象は変わります。ひとつ結びやハーフアップがなんとなく寂しく見えると感じたら、シルエットを見直してみてください。
<文・写真/遠藤幸子>
遠藤幸子
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:
@sachikoendo_