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朝ドラ『風、薫る』39歳・古川雄大の“白髪まじり外科教授”がハマり役。『エール』から6年で見せた「静かな気品」

貴公子俳優・古川雄大の紛れもない代表作に

 尊大な雰囲気も随分丸味を帯びた。  看護婦試験のための特別講師として招かれた今井は、看護婦の卵たちを前に「随分欲張りだな」と言い、間を置いて微笑み、「素晴らしい心がけというべきか」と言い換えた。経年によって、敬愛すべき威厳者になった。  授業後、お茶をだされた今井は、りんに「君も大いに悩むといい」とアドバイスする。そう言う彼の頭髪の分け目には、美しい白髪が見えた。威厳ある者がさらなる威厳をたたえているかのような、ワンポイントのエレガンスだ。  そして、あの特徴的な眉間のラインは、変わらずに美しい。こうした比類ない塩梅は、ミュージカル俳優にとって登竜門といわれる『エリザベート』の皇太子役や、NHKドラマ『カンパニー〜逆転のスワン〜』(BSプレミアム、2021年)でバレエ『白鳥の湖』の王子に抜擢される人気アイドル役など、プリンス感あふれる役柄を重ねてきたキャリアの賜物だろう。 「ミュージックティーチャー」を演じた『エール』以来6年ぶりの連続テレビ小説出演作となる『風、薫る』は、貴公子俳優・古川雄大にとって紛れもない代表作になった。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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