NHK朝ドラ『風、薫る』で“報われない恋”を演じた小林虎之介。10月期『俺たちの箱根駅伝』で「エース役」に高まる期待
2026年前期の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK)の最終回(第130回)が、9月25日に放送された。
見上愛と上坂樹里W主演の本作は、ヒロインが2人いる作品だったが、それぞれが恋模様を展開させる相手の男性キャラクターが何人かいた。
その中でも主人公の幼馴染みである竹内虎太郎は、エモーショナルな場面をいくつも作り出した。物語全体にとっては縁の下の力持ち的な存在でもあったが、そんな役どころを小林虎之介が演じるからこその味わいがあった。
注目の10月期ドラマ『俺たちの箱根駅伝』(日本テレビ系)では、駅伝のエースランナー役というメイン所の役を演じる。小林虎之介の新たな演技に大きな期待を寄せながら、“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
場所は馴染みの団子屋「田之上屋」だ。白髪交じりの島田が店に入ると、待っていたのは虎太郎だった。虎太郎も少しおじさんになっただろうか? まさかのライバル同士が今はこうしてすっかり仲良しになっている。
東京府に上京し、製薬会社に勤めた虎太郎にとって、この店はりんとの再会を温める場所でもあった。
第4週第19回の地元での再会場面では、まだ農民だった虎太郎が砂煙を巻き上げ、丘を下るとびきりエモーショナルな瞬間を作っていた。
そんな彼が、第12週第60回から洋装になり、ぐびぐびお茶を飲み干すところに虎太郎らしさがきらめいた。
その再会場面ではしかも、第1週第1回で農村の牧歌的ムードを演出した、オーボエの美しいメロディが再演され、虎太郎のテーマ曲となって視聴者の耳をくすぐった。そして「うん、うまがった」と訛るところも何だかキュンとするではないか。
話を戻して、第130回での再登場場面では、サービスされたクリームパンを食べ、思わず「ん、うまい!」と舌鼓を打つ。
年齢に合わせて落ち着いた口ぶりではあるが、でもやっぱりどこか爛漫で人懐こい。小林虎之介が発するこの「うまい!」にときめかずにはいられない。
恋人候補だった男たちの総決算
明治時代を駆け抜ける看護婦のパイオニアたちの奮闘を描く本作『風、薫る』にとって、主人公である一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)の恋愛要素は、作品全体に豊かなロマンスを吹き込む静かな通奏低音だった。 連続テレビ小説の最終週の恒例といえば、レギュラーメンバーたちの再集結だが、本作最終週は恋人候補だった男たちの総決算でもある。それぞれ歳を重ねた彼らは、ゆったり足並みを揃えるように顔を見せてくれた。 まず第127回、初対面の直美がときめいたものの、実は詐欺師だった寛太(藤原季節)が出国の報告にやってくる。 さらに第128回では、りんと最も心通わせた島田健次郎(佐野晶哉)が、彼女に看護の本を書くべきだと進言する。そして、島田とは恋のライバルでもあったりんの幼馴染み・竹内虎太郎(小林虎之介)が、第130回で再登場した。
小林虎之介の「うまい!」にときめかずにはいられない
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