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元TBSアナ「あれ本当に私だった?」地元での思わぬ出会いで蘇った、局アナ時代の“週刊誌記事のナゾ”

これ、本当に私のこと?

アンヌ遙香さん 周辺に聞き込みされたというのは、気持ちの良いものでは無いですが、まぁでも利発そうなんて書かれたら悪い気持ちはしない。  意地悪なことを書かれているわけではなかったので、「こんなところまで取材したんだ」なんて思いつつも……まぁ複雑なような……まぁでもちょっと褒められてる? なんてムフフと思いながら読み進めていましたが、最後の一文を読んで、私は「ん?」となりました。  「実家は緑色の扉で、とてもアメリカンチックな、おしゃれな家だった」と書いてあったのです。うーん。うん。……いや、うち、扉、緑じゃないんですけど。  そして、別にアメリカンな家でもない。ごく普通の、日本の注文住宅なんですけど……。「お父さんがアメリカ人」という情報だけで、家までアメリカンにされちゃったのかもしれませんが、それにしても違うのです!  扉の色は誰が見ても間違えようがない。我が家は緑ではない……ということは……。 「これ、本当に私のことなのかな?」と思わざるを得ないわけです。  だって、実家を起点に近所の人たちへ聞き込みをしたのなら、普通は家を間違えないですよね。もしかしたら、近所にいた別の女の子を私だと思って取材してしまったんじゃないか……?!  利発そうだなんて褒めていただいて一瞬ニンマリした私でしたが、それ、もしかして私じゃなかったのでは?  結局、20年近くたった今でも謎のままなのです。今回、偶然にも私の子どもの頃を知っている近所の方と出会ったことで、そんな昔の記事のことまで思い出してしまいました。  もし、あの記事を書いた記者さんが、奇跡的にこのエッセイをご覧になっていたら、ぜひ教えてください。「あれ、本当に私のことでしたか?」  真相が明らかになる日は果たして来るのか。 <文/アンヌ遙香>
アンヌ遙香
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道札幌出身、在住。現在はフリーアナウンサーとしてSTV「どさんこWEEKEND」メインMCや、情報番組コメンテーターして活動中。北海道大学大学院博士後期課程在籍中。文筆家。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中。Instagram: @aromatherapyanne
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