「高収入なのにフードコート」で、なぜ私は引いたのか
かわむらさんが今でも忘れられないデートがあるという。
「相手の男性は高収入だったにも関わらず、デートで連れて行かれたのはフードコートだったんです。長く付き合っていて慣れている関係ならともかく、まだ出会ってすぐなのに。さらに会計時には、財布からクーポンを取り出していて、当時は引いてしまったんですよね。
“女性として大事にされていないのかな”って、複雑な気持ちになってしまったり……でも本来であれば、経済観念がしっかりしている、と考えることもできたはずなのにそれができなかった。結婚相手を探しているはずなのに、『デートならおしゃれな場所に連れて行ってほしい』と期待していたんだなという自分の浅はかさみたいなものに気づきました」
結婚をしたいのか。それとも、まず恋愛を楽しみたいのか。当時は、その二つが自分の中でチグハグになっていた、とかわむらさんは振り返り、その上でどっちのモードなのか、はっきりさせた方が結婚にスムーズに進みやすいのではないか? と語ってくれた。

花嫁修行として料理教室にも通ったそう
また、婚活中に「これは結婚を遠ざけていた」という考え方や自らの行動については、「ガツガツしすぎていた」と分析をしているようだ。
「人によって恋愛のテンポは違いますよね。婚活では、当然ながら結婚を目的にしています。しかし、だからといってすべての人が同じスピードで気持ちを固めるわけではありません。
結婚したい気持ちが強いほど、相手を早く見極めようとする。条件を確認する。進展しなければ焦る。その必死さ自体が、時には相手との自然な関係を築く妨げになることもあったのではないかと思います」
そして1000人近くと出会った末にわかったのは、相手との向き合い方だけではなかったという。
「自分は癒やしを求めていたんだ、とか、自分を補ってくれる人がいるとこんなに楽なんだ、とか。自分に足りないものがわかると、相手の良さにも気づきやすくなりました。婚活とは相手を選ぶ作業であると同時に、自分が本当に何を求めているのかを知る作業でもあったのだなと、今では思いますね」