ヴィクシー復活ショーで約79億円の超高級ブラに「安っぽい」の声。異例の起用と産後復帰に賛否
2026年10月18日、アメリカ・ロサンゼルスで開催された高級ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下VS)のファッションショー。ピンクの光に包まれたランウェイ、きらめくウィング、音楽に合わせて歩くモデルたち……かつて世界中の女性を夢中にさせたショーが、再び華やかな輝きを放った。
今回のショーでひときわ注目を集めたのは、約5000万ドル(約79億円)の史上最も高価なファンタジー・ブラ、そして出産からわずか6週間で復帰した親日家モデルのバーバラ・パルヴィン。特に、バーバラの圧巻美ボディは世界を驚かせ、称賛された一方で、産後間もないランウェイ復帰には疑問や懸念の声が上がった。
VSショーのために特別に制作される「ファンタジー・ブラ」。1996年に元祖スーパーモデルのクラウディア・シファーが、100万ドル(約1億5800万円)のブラを着けてランウェイを歩いて以来、ショーの目玉となっている。
今年のブラには4410個の天然ダイヤモンドと75.54カラットの巨大なイエローダイヤモンドがあしらわれ、15人がかりで1000時間以上をかけて制作されたという。価格は5000万ドル(約79億円)にのぼり、史上最も高価なファンタジー・ブラとなった。
そんな激レア高級ブラを着用してランウェイを歩く大役を任されたのは、インフルエンサーのカイリー・ジェンナー(29)。米リアリティ番組『カーダシアン家のセレブな日常』ですっかりお馴染みの存在となり、インスタのフォロワー数は3億8000万人超え。自身で立ち上げたコスメブランド『カイリー・コスメティクス』などで大成功をおさめた実業家の顔を持ち、美容界に大きな影響力を持つことで知られている。
VSの幹部アダム・セルマンはヴォーグ誌に「美術館に展示されてもおかしくないほどの出来栄えなんですよ」とファンタジーブラを絶賛しつつ、「カイリーはファッションやカルチャー、テレビといった、ひとつの枠に収まらない存在です。それこそまさに私たちがしていることと同じなんです」と起用理由を明かした。
ただ、ファンタジーブラはこれまで、厳しいトレーニングや食事管理を重ね、ランウェイで実績を積んできたブランド専属のトップモデル(通称エンジェル)だけが着用を許される“特別な栄誉”とされてきた。プロのモデルではなく、エンジェルでもない人物が、ファンタジーブラを着用してランウェイに立つのは今回が初めてだった。
そんなVSショー史上初となる異例の人選を快く思っていない人も少なくないようだ。SNS上では「ブランドの価値が下がった」「単なる話題作り」「なんだか安っぽく見える」などと厳しい言葉が相次ぎ、一部から「モデルたちの努力を否定された」という声も上がった。
カイリーのファンタジー・ブラと並んで議論を呼んだのが、ハンガリー出身の人気モデル、バーバラ・パルヴィンのランウェイ復帰だ。
かつて日本で活動し、日本文化が大好きな親日家で知られるバーバラ。同じく日本好きの夫ディラン・スプラウスとともに何度か来日したり、ハロウィンで『NARUTO -ナルト-』や『ドラゴンボールZ』などのコスプレを披露したりして、日本でもたびたび話題になっている。
5000万ドル(約79億円)の超高級ブラを着用したのは意外な人物
「産後6週間とは思えない!」トップモデルのランウェイ復帰に賛否
そんな夫婦に9月初旬、第一子が誕生。それからわずか6週間、1児の母となったバーバラは、華やかな衣装に身を包み、再び大舞台に立った。 出産後もキャリアを続ける女性の力強さを感じさせたVSショーへの復帰。なにより、ランウェイで披露した美しいボディラインに世間は驚き、称賛を送った。 SNSなどでは「産後6週間とは思えない!」という声であふれたが、その一方で「彼女は美しく素晴らしいけど、それは恵まれた環境にいるから。すべての女性が同じようにはいかない」といった意見も。彼女の復帰が「産後6週間で元の生活に戻れる」というプレッシャーを世間や女性に与えることにつながるのでは?という懸念も指摘され、産後の回復や職場復帰のあり方について賛否が分かれることに。
バーバラは自身の復帰について、米情報番組『Good Morning America』でこう語っている。 「私が早く復帰できたのは、家族や友人など周囲のサポートがあったから」 自分が恵まれた環境にいるからこそできた選択であると認めた上で、アメリカの産休制度に触れてこんな考えを示した。 「復帰できてほんとに嬉しいです。アメリカでは6週間で仕事に復帰しなければならないんですよね。産休がだいたい6週間から8週間くらいなんです。だから、(産後6週間での復帰は)そんなに大したことじゃないですよね?」 原則として、有給の産休・育休制度は存在せず、無給休暇が基本となっているアメリカ。ただ、州独自の制度を設けているカリフォルニア州などでは、出産後6週間(正常分娩)〜 8週間(帝王切開)まで有給の産休を取得することができるという。 バーバラは、そうした産休制度を意識して復帰したとみられる。ただ彼女は「産後の状況は人それぞれ。すべての女性にとってのゴールではない」と強調した。 そして世のお母さんたちには、こんなメッセージを送っている。 「育児では、毎週のように状況が変わります。やっと生活のリズムがつかめたと安心していると、予期せぬことで大混乱になる。でもどうか自分を責めないで。焦らずに時間をかけてくださいね」
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