
実はこの日、北大の構内にある銀杏並木がライトアップされたりする「金葉祭」なるイベントと重なっており、敷地内は大変にぎやか。
海外からの観光客や地元のみなさんが黄色い絨毯の上でカメラを構える横をすっととおりぬける自分……ひゃっほ~!!
ああ、最高!!!!!!!! 無事発表を終え、数週間我慢していた読みたかった本も読める! 映画もみられる! そして帰宅してグイっと飲み干したあのビールのおいしさよ……、ああ、この瞬間、こういう達成感があるからこそ仕事も頑張れるし、論文も頑張れるんだとつくづく、つくづく、心の底から実感した私。
一時期は、出張もあるのになんで学会発表することにしちゃったんだろうと自分で自分を呪うほど苦しんでいましたが、この気持ちの軽やかさと達成感があるからやめられないのよね!! なんて思ったり。
私にとっての一定レベルの「苦しみ」や「ストレス」は実は重要な生きる糧でありよろこびであることを再確認した次第。

一定レベルのストレスには、細胞の防御機能や修復機能を活性化させるプラスの働きがあるということは、実は科学的な研究でも確認されているそう。
これはホルミシスと呼ばれる現象で、通常は有害となるような刺激でも、微量に作用することで有益な反応がもたらされる場合があるとのこと。ストレスと老化や寿命の関連についても、数々の研究結果が報告されているくらい。
「過度」なものではなく、一定程度のストレス(それは受け止める人それぞれで体感なども変わってくるので一概には言えない側面もありますが)は、場合によっては心身に対してプラスに働くこともあるのかもしれません。
少なくとも私は今回そう感じましたが、この話を友人にしたところ「あんなに苦しんでいたのに……自ら苦しみを作りだしてそれを越えて達成感を感じてニヤニヤしているなんてやっぱりMだね!」なんてとんでもないことを言われてしまいました。
そういうこと!?
<文/アンヌ遙香>
アンヌ遙香
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道札幌出身、在住。現在はフリーアナウンサーとしてSTV「どさんこWEEKEND」メインMCや、情報番組コメンテーターして活動中。北海道大学大学院博士後期課程在籍中。文筆家。ポッドキャスト『
アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中。Instagram:
@aromatherapyanne