「みんな、カミングアウトしても大丈夫だよ!」“同性婚”をした一ノ瀬文香は語る
2015年、初の芸能人同士のレズビアン婚を公表した一ノ瀬文香さんが、自叙伝『ビアン婚。~私が女性と、結婚式を挙げるまで~』を出版(2016年2月)。前編『「性の目覚め」までセキララに明かした理由――”同性婚”をした一ノ瀬文香に聞く』に引き続き、芸能界や日本でのLGBTのあり方について、ゲイライターのぼく・渋谷アシルが伺いました。

――最近、LGBTのイメージが間違った方向に固定されてきている側面もあると思うんです。例えば、ゲイだったらみんな女装しているとか、必ずオネエ言葉を使うとか。だから、一ノ瀬さんのような、いい意味で普通の人がカミングアウトするのは、また価値観が変わるきっかけになりそうです。
一ノ瀬:私もそうですけど、普通にタレント、俳優として活躍している人たちがLGBTだってことをカミングアウトしたら変わっていくと思います。セクシャリティって、あくまでもその人を構成する要素のひとつでしかないですからね。見た目じゃわからないですし。
でもだからこそ、オネエタレントの方々みたいにキャラを立てないとつまらないっていうのもあると思います。そういう意味でいうと、私なんておもしろみがないんでしょうけど(笑)。
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でも今後は、普通の女性の見た目をしていながらも、性的なこともあけすけに言っちゃったりとか、「あのグラドルがかわいい」とかオヤジっぽいことを言ったりとか、そういう自分の中にあるものを全面に出していこうとは思ってるんです(笑)。それともちろん、LGBTとは全然関係ないところで、お芝居やアクションのお仕事もがんばりたい。
そうすることで、レズビアンの子でもテレビで活躍できるんだって思ってもらえれば良いなって。セクシャリティなんて関係ないんだなってね。
――お仕事の話でいうと、グラビア関係もされていますよね。一ノ瀬さんの過去のグラビア作品を見て男性が欲情しているとしたら、どんな気持ちがしますか?
一ノ瀬:それはもちろんありがたいことですよ! もうどんどん欲情しておかずにしてもらって結構です。私だっていろんな子をおかずにしてますから(笑)。それって結局、私が魅力的ってことじゃないですか。それはとてもうれしいことですよ!

セクシャリティは、自分の要素のひとつにしかすぎない

レズビアンだけど、男性にも欲情されたい

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『ビアン婚。~私が女性と、結婚式を挙げるまで~』 初の芸能人同士のレズビアン結婚を公表!LGBTの著者が綴る、女性同士の恋愛や同性婚とは!?「究極の愛」を問う自叙伝!! ![]() |