「ひとつのモノサシとして使うコトはあるけど、100%信じてないし普段は自分が行き慣れている店や気になる店(口コミ度外視で)に行く。食べログ男は冒険心がなくて軟弱なイメージかも……。ただ、知らない土地に行ったときは使う」(30代男/テレビ)
「一言でいうと情弱な印象。デートでは自分の好きな店に連れて行きますが、『食べログ』の評価を気にする女性がいて感じ悪かったコトもあります。えてしてオゴッてもらう側の方が点数にうるさかったりするから、僕は食べログ信者は男女とも反対派ですね」(30代男/IT)
と、男性では厳しめのコメントも目立ちましたが、半数は肯定派でした。

そして肯定派のコメントには、「女性とのデートでは必ず使います。点数高ければ失敗なさそうだし」(20代男/建築)とか
「普段あまり外食しないから、お店を知らないので……すごい参考にしてます」(20代男/SE)と、なんだか頼りない内容が多いのでした。
そして、
食べログ男肯定派の男性に20代が多かったのも特徴です。
男性の肯定派は20代男性が多かったので、経験が少ない分致し方ない部分はありますが、“景気が良いとはいえない時代”しか知らないゆとり世代のリスクをおかしたくない(!?)考え方も垣間見えました。
基本的にお店を決めるシチュエーションが多いのは男性であるコトから、女性からすると食べログ男は“自分のために手間をかけて調べてくれている”という印象が“食べログしか信用できないの?”というマイナスイメージより強いようです。

『食べログ』肯定派だろうが、反対派だろうが、美味しいお店で楽しくデートできるのが1番なんですけどね。
贅沢をいうなら、“食べログで高評価の店を選出”→“実際に食べに行く”→“納得がいく場合はデート場所にする”という影の努力があると嬉しいですよね。
ちなみに少数派でしたが、「食べログに載っていないような頑固親父がやっている店が1番信用できる」なんて意見もありました。そんな店今時あるの!?
少数のグルメサイトマニアの口コミが多数を動かしている?!
先ほどの調査※によりますと、グルメサイト・アプリを検索したことがあると回答した人を対象に、
口コミ・レビューの書き込み経験について聞いたところ、「頻繁に書き込む」が1.3%、「時々書き込む」が4.3%でした。

つまり、たった5.6%のコアなグルメサイトファンの書いた口コミを頼りに、残りの大多数の人々はお店選びをしているというワケです。
芸能人のブログ炎上で、殺到する批判コメントのIPアドレスを調べてみたらわずか6人の書き込みだったという例もありますし、“みんなの評価”というものも、一度距離をおいて見てみるのもいいかもしれませんね。
<TEXT/ミフル>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
※MMD研究所とインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」による「グルメサイト・アプリに関する利用実態調査」
・ 調査期間:2015年7月16日~7月17日
・ 有効回答:1,993人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:スマートフォンを所有する15歳以上の社会人、専業主婦(主夫)、学生