ミスチル桜井和寿らの薄毛、マライア・キャリー120kg…に打つ手はあるのか!?
そんなエルトンとは対照的に、思いっきり剃り上げてしまったのがビリー・ジョエル(68)。その言葉も潔かった。「これまで本当にダサいヅラを見てきたうえで言うよ。ハゲてしまったのなら仕方ない。そんな自分を受け入れろ」
さて、この名言を踏まえて、あの大名曲「Honesty」を思い出してみましょう。“誠実とはなんて寂しい言葉なんだろう。だってみんな嘘つきだろ”。いま、ツルツルに剃り上げた姿で歌うからこそ、ユーモア、ペーソス、そしてより深い説得力があると思いませんか?
マライアの激太り問題については、アレサ・フランクリン(75)を忘れるわけにはいきませんね。6年ほど前には38キロも痩せたことで話題になり、専門家からは食事制限や運動だけでこれだけ減らせるわけがないと疑問があがりました。なので、ガンなのではないかとか、胃バイパス手術を受けたのではないかといったウワサばかりがひとり歩きする状況に。
とりあえず健康に危機が及ぶほど太ったら、その都度対処をしてきたってことなんでしょうかね。
そこでもう一度最近のマライアを見てみると、アレサとはまた違った太り方のようですね。固太りというか、強そうですよね。ただステージでは高いヒールを履いてもまともに歩けないようで、やっぱりちょっと心配かなぁ……。とりあえず「Dreamlover」とか「Always Be My Baby」のクリップでも観て、気持ちを落ち着けようと思います。
もっとも、欧米ではアラバマ・シェイクスやラグ・アンド・ボーン・マンみたいな若手がブレイクするおおらかさはあるような気がします。フォトジェニックなスターじゃなくても、音楽で勝負できる道があるってことですよね。
だったら、ミスチルもゆずもB’zも、思い切っちゃいましょうよ。それが見た目重視のJポップが変わるチャンスかもしれないのですから。
<TEXT/音楽批評・石黒隆之>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
アレサ・フランクリンの38キロ痩せに、手術の噂も
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
1
2