きゃりーはアイドル・グループのように、何種類ものCDを作ったり、全国で握手会を繰り返したりすることは行わないため、CD売り上げに関してはここのところずっと苦戦が続いていた。シングル発売を止めてもいいのだが、レコード会社としてもシングルのリリースがなければ、アルバムにも繋がらないので、出し続けなければならい裏事情もある。 「音楽の世界では、同じスタッフで5年もやればアイディアが枯渇するのは当たり前です。 　こういった煮詰まった状態の時は、スタッフの提案で気分転換の意味でも新しいプロデューサーを起用して打破するのが普通。 　ところがあまりにも中田ヤスタカ氏が作り上げてきたイメージが強すぎて、レコード会社もこれまでずっと彼一人に任せて頼ってきたこともあり、代案を出せないでいるのでしょう」（音楽関係者） 　周りのオトナにプロデュース力がないとは、まだ若いきゃりーが気の毒になってくる。 「やはり、最初のインパクトが強かった分、毎回新しいものを期待され、また出し続けなければ生き残れないため、本人も疲弊しきっているのでしょう。レコード会社が期待している新曲のリリースはいつできるかわからず、未定のままだとのことです。 　また、東京オリンピックを見据えたプロモーションの提案をしても、事務所側が断ることも多く、関係もギクシャクしていると聞いています。また、年齢も重ねてきていますし、ビジネス面から見てもイメージチェンジが必要なタイミングなのではないでしょうか」（音楽関係者） 　あれだけのカリスマ性があるきゃりーが沈んでしまうのは、あまりにももったいない。新しく生まれ変わった、元気なきゃりーぱみゅぱみゅを、早く見たいものだ。 ＜ディスコグラフィ＞ ※順位は、オリコン売上の最高順位 ●アルバム 1st　2011年8月17日　もしもし原宿　18位 1st　2012年5月23日　ぱみゅぱみゅレボリューション2位 2nd　2013年6月26日　なんだこれくしょん　1位 3rd　2014年7月9日　ピカピカふぁんたじん　1位 BEST　2016年5月25日　KPP BEST　2位 ●シングル 配信1st　2010年3月30日　ミラクルオレンジ 配信2nd　2010年9月25日　ラブベリー 配信3rd　2011年7月20日　PONPONPON 1st　2012年1月11日　つけまつける　7位 2nd　2012年4月4日　CANDY CANDY　8位 3rd　2012年10月17日　ファッションモンスター　5位 4th　2013年1月30日　キミに100パーセント/ふりそでーしょん　3位 5th　2013年3月20日　にんじゃりばんばん　3位 6th　2013年5月15日　インベーダーインベーダー　3位 7th　2013年11月6日　もったいないとらんど　8位 8th　2014年2月26日　ゆめのはじまりんりん　11位 9th　2014年4月16日　ファミリーパーティー　2位 限定　2014年6月11日　きらきらキラー 10th　2015年3月18日　もんだいガール　6位 11th　2015年9月2日　Crazy Party Night ～ぱんぷきんの逆襲～　12位 12th　2016年4月20日　最&高　16位 13th　2017年1月18日　Crazy Crazy （feat. Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu） / 原宿いやほい[124]　15位 14th　　2017年4月5日　良すた　15位 ●きゃりーぱみゅぱみゅ初動売上 （発売初週のオリコン週間ランキング） 1st　13,100枚　つけまつける 2nd　9,913枚　CANDY CANDY 3rd　21,634枚　ファッションモンスター 4th　21,195枚　きみに100パーセント 5th　26,648枚　にんじゃりばんばん 6th　16,460枚　インベーダーインベーダー 7th　14,813枚　もったいないらんど 8th　12,378枚　ゆめのはじまりんりん 9th　15,762枚　ファミリーパーテイー 10th　16,032枚　もんだいガール 11th　7,677枚　Crazy Party Night～ぱんぷきんの逆襲～ 12th　5,009枚　最&高 13th　3,928枚　原宿いやほい 14th　4,440枚　良すた ＜TEXT／女子SPA！編集部＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】