まだまだトーナメントはこれからですが、彼女たちにはぜひ勝ち進んでほしいところ。しかし、せっかく優勝しても、彼女たちが“本当に”ブレイクするかどうかは12月開催の「決勝」にかかっているそうです。 「成功するかどうかは、決勝戦が盛り上がるかどうかにかかっていると思います。あまり世の中に知られていない芸人が数多く勝ち上がって、彼女たちが活躍するようなことがあれば、新しい才能発掘番組として注目されるでしょう。 　一方、ネームバリューを優先して誰もが知っている人ばかりを決勝のメンツに並べると、目新しさがなく盛り上がりに欠けた大会になるかもしれません」 　また、女性が芸人として、競争相手の多い芸能界で、生き残るには「ある偏見」とも戦わなければならないそうです。 「テレビで人気がある芸人のなかでは、女性芸人の割合は高くなってきましたが、『M-1グランプリ』などの賞レースでは女性が優勝したケースは数えるほどしかありません。純粋にネタの面白さだけで競い合った場合には、今のところ男性芸人の方が結果を出していることが多いという事実があります。 　だから、『女性芸人より男性芸人の方が面白い』という考えを持っている人がいるのではないでしょうか。逆に言うと、女性芸人はネタの面白さ以外の部分が評価されて売れることも多い。一部の男性芸人が女性芸人に対してバカにしたような感覚を持っているのは、チャンスをつかめる機会が多い女性芸人に対する嫉妬も含まれているのかもしれません」 　具体的な放送日はまだ未定ですが、12月に開催予定の女芸人No.1決定戦。晴れのステージで、ガラスの天井を破り、新たなヒロインの誕生を望みたいですね。 ＜TEXT／女子SPA！編集部＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】