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「僕の精子あげようか?」セクハラ当たり前の職場が一変した理由

上場が決まって社内ムードが変わる中、社長に直訴

上場「うちの会社が、上場準備をすることになったんです。タイムカードや残業時間の管理、契約書の精査などコンプライアンス面で一気に厳しくなって、社内のセクハラも経営陣の中で問題になりました」  コンプライアンス遵守(じゅんしゅ)のムードに背中を押され、何とかマネージャーのセクハラを告発したいと考えた佐藤さん。 「社長とマネージャーと新卒数名で飲む機会があったので、その帰り道、みんなの前で『実は…』と涙ながらに訴えたんです。  マネージャーは『それは将来君が、誰かの上に立つときに感情的にならないように…君のために思って言ったんだよ』とか、言い訳してました。でも、社長は一気に酔いが冷めた顔で『それはよくないね』とばっさり。  それから1か月後の人事異動で、そのマネージャーは経営企画室から、書類の不備等をチェックする部署に左遷されました」  佐藤さんは、最後にこう振り返ります。 「上場ってすごいなと感じました。来年はまた女性の新卒社員が入るので、しっかりとした組織になって欲しいです」  会社が外部にジャッジされる上場をきっかけに、声をあげた彼女。賢明なタイミングでした。 ―私達の身近な「セクハラ」 vol.11― <TEXT/女子SPA!編集部 イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa
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