そしていよいよ、本丸の御本殿にて縁結大祭が始まります……！ 　通されたのは9時45分くらいで、15分ほど時間に余裕があったのですが、既にほとんどの方々は入場されており、席はほぼ満席。それにしても圧巻です。そりゃあ全国から独身女性が集まっているワケですから……と思いきや、意外と男性もいました。が、軽く9割は女性でしたね。男性って照れ屋だし、そういう神頼みが苦手な人も多いですもんね。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=801070 　御本殿に近い席は1人用の木の折りたたみ椅子なのですが、そこはもう満席。その後ろにある臨時の青ベンチも、ほぼ満席でした。 「これは……アカン！ 1時間もある縁結大祭を寒空の下（御本殿の敷地内の屋外で催されます）立ちっぱなんてッ」とビビりましたが、御本殿の周囲から、さらに離れた場所にも青ベンチがあり、そこに座る事ができました。が、離れ過ぎてて、神主さんはおろか、御本殿のお姿すらもちっとも見えやしない！ 　10時になり、縁結大祭は厳かにスタートし、神々へのご挨拶・お供え物の献上等々、儀式は進んでいきますが、何も見えないので頭の中でひたすらイマジンしていましたことよ。途中、お祈りの言葉である神語を唱和する儀式があったので、そこはしっかり声をあげて参加しました。カイロを股（また）に挟んで、寒さに凍えながら耐えた約1時間の儀式は無事に終了。 「全国の神様たち頼んだぜ！」 　ちなみに、通常の出雲大社参拝とは少し異なる、神在祭の期間中ならではの参拝スポットもあるので、ご紹介します。 　1つは神在祭の期間だけ祷られる、神々のご先導をおつとめになられるといわれる“龍蛇神”です。御本殿の右側に臨時で設けられている、龍蛇神参拝所でお祈りを捧げます。 　もう1つが、御本殿の両脇にある東十九社と西十九社です。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=801066 　こちらは、神在祭の期間中、全国の神様たちが滞在する場所なのだそうです。いわば神様たちが泊まるホテルですね。 　こちらの方にもよぉ～く願掛けをするのが、縁結び成就の秘訣だとか。 　龍蛇神・東十九社・西十九社ともに、縁結大祭後には大行列となっていたので、ほとんど並ばずに参拝できる午前中の早めの時間帯がオススメです。 　というわけで、都内発で弾丸土日の出雲旅行を強行してまいりましたが、思い立ったのが3週間ほど前だったので、飛行機や特急列車も縁結大祭に間に合う便は売り切れで、行きは泣く泣く深夜バスで向かいました。 　ホテルも近辺は売り切れで、松江市に泊まりました。帰りの飛行機も良い時間帯はなく、月曜日早朝の始発で戻り、そのまま出勤しましたとさ。 　出雲大社の縁結大祭、大変人気のイベントですので、来年度もし行きたいと考えている場合は、早めの予約がいいかもしれませんよ。 ＜TEXT／白戸ミフル＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】