彼に出会う前は、「自分の性欲はおかしいのではないかと真剣に悩んでいた」と言うカオリさん。でも、彼に抱かれたことで、どんなに夫に求められても満足できなかった理由がわかったのだそう。 「夫はタイミングも行為自体もマイペースでワンパターン。女にだって性欲はあるし、行為を通じて感じる想いに触れたいときもあるのに、夫はそこをわかろうともせず、一方的に抱くだけなんです。回数は充実していても、私の気持ち的にはレスと同じだったんですよ」 　不倫を続けて2年。彼に身も心も満たされているおかげで、今では夫に求めることも、夫とのセックスに不満を抱くこともなく、夫婦生活では淡々と抱かれているとのこと。それでも、夫婦仲は今まで以上によくなったのだとか。 「セックスを除けば、父親としても夫としても大きな不満はありません。それでも、彼と出会う前は、セックスのわだかまりから気持ちが不安定になることも多かったんです。でも今は彼のおかげで、夫婦生活も割り切って受け入れられます。夫にもおおらかに接することができるようになり、毎日が穏やかですよ」 「もし彼に出会えていなければ、離婚も考えるほど深刻な悩みに発展していたと思う」と、カオリさん。セックスの有無が夫婦関係にも影響するとはいえ、頻度と夫婦仲がイコールとは一概に言えないようです。 ＜TEXT／千葉こころ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】