次に、家事の分担と夫婦間の愛情について調べるため、「配偶者を好きですか？」という質問を投げかけ、家事分担をしている人としていない人でわけて調べてみました。するとどの国でも、分担していない人に比べて分担している人の方が、「好き」と答えた人の割合が多いことが判明しました。 　アメリカの家事分担している人の95.7％、デンマークの家事分担している人の97.6%が「配偶者のことが好き」と答えていて、家事分担には配偶者への愛情がかなり関係しているようです。 　また、配偶者にプレゼントを半年に1回以上贈るか男女別に聞いてみたところ、ドイツでとデンマークで男女とも8割以上の人が「はい」と回答していることがわかりました。アメリカや韓国では、男女とも6割前後にとどまりましたが、日本については半年に1回以上贈り物をする男性が45.5％、女性については39.1％しかいなかったのです。夫婦の愛情は家事分担だけでなく、プレゼントを贈るという習慣にも表れているものなのですね。 　世界の国々と大きな差がついた、日本人夫婦の家事分担。ちなみに、日本人男性の間で人気が高い家事は「料理」や「買い物」で、逆に不人気だったのは「掃除」や「食後の後片付け」でした。料理や買い物を優先的に手伝ってもらうようにするのも手かもしれません。 【世界5カ国の「共働き」に関する意識調査　調査概要】 ・調査主体：株式会社リンナイ ・調査時期：日本 2017年12月14日～15日、韓国 2017年12月18日～19日、アメリカ 2017年12月18日～21日、ドイツ 2017年12月18日～21日、デンマーク 2017年12月18日～22日 ・調査エリア：日本（東京）・韓国（ソウル）・アメリカ（ニューヨーク）・ドイツ・デンマーク ・調査対象：30～49歳　既婚者・共働き　男女　計500名（各国100名） ・実施方法：インターネット調査 ＜TEXT／佐藤まきこ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】