年齢が如実にあらわれてしまうのが、手。手にはメイクできないし、なんてあきらめないで。指使いに工夫を凝らせば、グレードの高い上品さを醸し出すことができるのです。 「あらゆる仕草は、指の第一関節あたりで行うとより優雅に見える」と、本書が秘策をおしえてくれました。例えばスマホを操作する時は、人差し指の第一関節あたりで画面をタップ。私も鏡を見ながらやってみましたが、第一関節を曲げず、指を伸ばしてスマホに触れるだけで、余裕のある大人に見えてくるから不思議です。 　これはスマホだけにあらず、グラスを持つ、名刺交換、等々、日常でも意識するといいでしょう。最初は指先が緊張しますが、慣れるまでの辛抱です。エレガントな指先は、シミやしわ、年齢までも超越した魅力になるはず。 　最後に、老けるマインド習慣。「『最近の若者はそうなのね』で自己防衛しないこと」という本書の言葉が一番心に沁みました。「『年甲斐もなく』どんどん挑戦して若返る」のが、若返る習慣マインド。 　身体が若返れば、自ずと心も瑞々しくなるもの。私も明日から、ハイヒールを復活させようと思います。 ＜TEXT／森美樹＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】