“みなおか”最終回で「野猿」ファン熱狂!EXILE、AKBの源流と言われるワケ
とんねるずという絶対的な立場のものの指示に素直に従いながらも、個性を発揮し不器用ながらも奮闘する野猿は、まさにどこにでもいる社畜サラリーマンのよう。
自ら前に出るわけではない謙虚な姿勢のメンバーたちは、出しゃばりを嫌いながらもどこか生まれ変わって光を浴びたいと願う日本人の心に深く響いたのではないでしょうか。

最終回の番組内でタカさんは野猿の再結成について「やりたくなりますね」と言及したところ、ノリさんは「いえ」ときっぱり言い切りました。このやりとりの中に野猿のファンやメンバー双方に対する、とんねるずの愛を見たような気がします。
恐らくタカさんは野猿ファンの声を代弁してくれたのでしょう。拒否したノリさんは、すでに年を重ね、新しい人生を歩いている野猿メンバーの声を代弁したのでしょう。
今回の出演に、欠けているメンバーがいたことにも、完全体での再結成は難しいことがわかります。しかし、元々番組スタッフたちのグループで、ファンも「活動は今だけである」という感情をどこかで抱きながら応援していたことは確かです。
そんな刹那な儚さも、野猿がいまだ多くのファンの心に生き続けている理由なのでしょう。
<TEXT/小政りょう>

果たして野猿の再結成は……?
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