では好きなバンドや、よく知っているバンドがいて、どんなデザインのものを選べばいいでしょうか。 　どれぐらいの方が実際、ライブへ行くかはわかりませんが、今、日本のバンドやアーティストはとてもおしゃれなバンドフーディーやトレーナー、Tシャツを作って売っています。 　それは一見するとバンドものとはわからないほどで、プリントされているイラストやロゴでデザインの配置など、洗練されているものが多いです。 　ですからデザインについて困ることはないでしょう。いつもと同じように好きなものを選びましょう。 　バンドフーディーなりトレーナーなりを入手したら、全体のコーディネートはきれい目にまとめましょう。 　ここでジーンズにごく普通のスニーカーを合わせたらモード風にはなりません。 　きれいなパンツやスカート、スタイリッシュなブーツや、逆にサンダル、スニーカーを合わせるのだったら、モード風のハイテクスニーカーを合わせましょう。 　最後にこんなバンドフーディー、若い人だけのものかどうかという問題です。 　バンドフーディーやバンドTシャツは決して若者だけのものではありません。 　今64歳で、先ごろ日本版も創刊された『CR Fashion Book』の創立者かつ編集長であるカリーヌ・ロワトフェルドも、パンクで有名なザ・クラッシュのバンドTシャツを着た姿をインスタグラムにアップしています。

View this post on Instagram

Carine Roitfeldさん(@carineroitfeld)がシェアした投稿 – 2017年 9月月18日午後11時10分PDT

　ファッションを作る側、発信する側の人は年齢に関係なくごく普通にバンドTシャツを着ているのというのが本当のところです。 　そんなカリーヌを見習って、自信を持って好きなバンドのフーディーをシックなスタイルで着こなしましょう。 ＜文／小林直子＞