おばさんに“おばさん呼ばわり”されてムカッとしたらどう返す?
<みきーるの女子マインド学>
「おばさーん!!」
今、あなたはムッとしましたか? それとも関係ないと思った? あるいは、「もしかして私のこと?」と不安になったでしょうか。
今回は、「おばさんに“おばさん呼ばわり”されたらどうする? 問題」を考えてみたいと思います。
私は39歳の会社員です。同じ職場に45歳の先輩がいるのですが、この人が何かにつけて私をおばさん呼ばわりするのです。新しい服を着てウキウキしていたら、「そんな可愛いのおばさんには無理じゃない?」と言ってきたり。
年下に言われるならまだしも、正直「お前みたいなBBAに言われたくねえ!」と言ってやりたくてたまりません。どうしたらいいんでしょう?(裕美恵さん・39歳)
おばさんにおばさん呼ばわりされる……。女性として、これほどカチンとくることはありません。場が許されるなら「は? 誰がおばさんだよBBA!」くらい言ってやりたいとこですが、職場ではそうもいかないのでしょうね。
あなたが腹立たしく感じるのは、一見、相手が正論を言っているように思えるからではないですか?
「アラフォーは立派なおばさんよね? まさかまだ女の子だとでも思ってるの?」
実はこんな常識ぶった悪意が、彼女の“忠告”には潜んでいます。バカバカしいっすね。
おそらく先輩は、「勝ち」「負け」、「好き」「嫌い」といった二択しかない殺風景な心の持ち主なのだと思います。彼女にとって「若くない」は「負け」。負けている者は、可愛い服など着ちゃいけない。自分で「負けている」と思っているから、同じ側にどんどん人を引き込んでしまいたいのです。バッカバカしいっすね!
世の中には、「一見負けているようでも実は勝ち」とか、「嫌い!って言いながら大好き」とか、複雑な思いや関係があふれています。心持ちや姿もそう。
「たしかに少女のようなみずみずしさはないけれど、なんとも言えない大人の可愛さがある人」だってちゃんといます。裕美恵さんもきっとそう。
でも、二択しかない人は、人をどちらかに押し込めて、自分の心がザワつかないようにしたいのです。こんなのに付き合うことはないですよ。もしまた何か言われたら、この呪文で返してください。
「お前いくつなんだ? って感じですよね。でも、これとっても可愛くて気に入ってるから、大事に着ようって決めたんです」
魔法の言葉は「お前いくつなんだ?って感じですよね」です!
自分の年齢はきちんと引き受け、その上でアリだと思うもの、着たいと思っているものを選んでいる。「大事に」は、自分の好みを尊重する意思の表れです。
相手は気の毒な二択ちゃん。きっぱり言って、毅然としていたらいいですよ!
<文/みきーる>
【お悩み】服を新調したら「おばさんには無理」と先輩に言われた

【回答】「お前、いくつなんだって感じですよね?」(ニッコリ)でよき!

みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』