とはいえ、自信を持つのって大変です。そもそも長年に渡り培われてきた自信のなさなわけですから、一朝一夕でなんとかなるというのもありえないような…。 　というのも、私も自信がないタイプなので、何かを行おうとするときにできる気がしない…とすぐに考えてしまうのです。 　例えば、私の自信のない面の一つは“健康”なのですが、健康になりたいと思っても、「なれるのだろうか」と疑ってなかなか自信が持てません。どうすれば克服できるのでしょうか。 「健康になるために、なにか一つ新しく始めてみるのはどうですか」とひろみさんに言われたので、「お菓子を止める…のは無理なので、1日1個にするとかですかね。でもそれもできなくなる気がします」と正直に答えたところ「止める必要はないですよ」とひろみさん。 「大切なのは、少しずつでも行動を始めることですから、最初に設定する目標は、続けられそうな簡単なことがいいんです」 　相談をした結果、「朝起きたら水を飲む」に落ちついたのですが、これには目から鱗でした。「なにかを減らす」「変える」というのは、敷居が高くて無理に思えたのですが、少し足すというのならできやすい気がしたので。 「なりたい自分があるときに、イメージするのは大切ですが、もっと大事なのは、実際に行動することなんです。行動が積み重なると、『できる』意識が増えていき、結果的に自信につながります。何日か続けていれば、必ずどこかが変わってきます」 …というわけで机の上にカレンダーを貼り、朝起きて水を飲んだ日には「〇」を付けていったのです。それを1週間ほど続けたら「私、こんなにできたんだ」ととても嬉しくなりました。 　その後はやらない日もあったのですが、過去につけた「〇」が減らないので、「できた」実績は減りません。なので自信を失うこともなく、少し強くなれた気はしました。 　自信がないのはおそらくは「なりたい自分像」があって、そこに至ってない「現実の自分」を自分で知っているから。でもそこに少しでも近づいている実感を持てれば、自信は少しずつついてきてくるのかもしれません。 ●村田シャイニーひろみさん 結婚も子育ても仕事も欲張りに生きる！人間関係で夢を叶える欲張りマリッジライフコーチ結婚コンサルタントとして、多くの女性たちを幸せな結婚に導いている。 ⇒村田シャイニーひろみさんFacebook ＜文／にらさわあきこ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】