彼の分析では、R子さんは精神的に束縛をされることで快感を得ている、ちょっと変わったM気質なのではないかと。彼女のことは好きだったし、望んでいるならと頑張ってはみたけれど、そろそろ限界だとポツリと彼は電話口の向こうで呟きました。 「前の彼氏たちと別れた理由を聞いたら『そんなに私のことを愛してくれなかったから』と答えたことがあったんです。たぶん、彼女の理想の束縛をしなかったからじゃないですかね。オレもそろそろ限界なんで、近々別れを切り出すつもりです」 　その後、まだR子さんから彼と別れたという報告はありませんが、おそらく時間の問題でしょう。彼と別れた後、R子さんはまた新しく自分の思う通りに束縛をしてくれる彼氏を探し続けるのでしょうか…。 ―シリーズ「私がそれでも彼と別れないワケ」― ＜文／もちづき千代子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】