「ワールド風水」とは聞き慣れない言葉ですが、世界規模で吉方向を探す風水のこと。なぜ世界規模かというと、「吉方向に行くこと」で得るプラスのパワーは、行動の距離が長くなればなるほど大きくなります。 　もちろん、国内で吉方向に行っても効果はあります。休みを使って、1度で海外の吉方向へ行っただけで、国内の何倍もの吉効果を得ることもできます。しかし、現実的に海外に行くことが難しい場合、その場所まで行かなくても自分のプラス方位に位置する国の物を身につけたり、食べたり飲んだりすることで運気が上げることができるとのこと。これならカンタンにできるでしょう。 「プラスの都市や地域に行くのが良いのですが、家の中でも『ワールド風水』を実践することで十分効果があがります。吉方位をイメージして生活することは、『減ることのない定期預金』を持っているようなものです。ワールド風水を取り入れて是非、運気アップに活用して下さい」 　まず「ワールド風水」を実践するための基本知識を理解してください。 ・方位を定める際に基準になるのは、住民票の有無にかかわらず、「2ヵ月以上、実際に寝起きしている場所」です。 ・方位を測定するときは、北が表示されている正確な地図を用意してください。 ・そして遠くに行くほど吉方位のエネルギーを吸収することができます。 　日本から「南」の方位を見るとオーストラリアなので、首都キャンベラまでは7,963キロも離れています。「南」がプラス方位の一白水星の人にとっては、オーストラリアは運気を上げる場所となります。 「結局、運勢の浮き沈みは誰にでも必ずあります。良いことと悪いことは必ずやって来ます。『今年は運勢が悪いですよ』と言われても、避けられないですからね。自分では生年月日も選べないし、時が経たないとクリアできないのです。でも、方位は自分の意志で選ぶことができるから、積極的な開運法だと思います」 　ワールド風水は、家の中でも簡単にできます。国内外の旅行に行かなくても、吉方位の物を調べ生活に取り入れることで、十分効果があります（たとえば南が吉方位なら、オーストラリアワインを飲んだりカンガルーグッズを部屋に置いたり…）。 　家に居ながら、エネルギーを蓄積し、仕事運、恋愛運をも引き寄せることができる積極的開運法なのです。是非、皆さんも試してみてその効果を感じて欲しいと思います。 【藤洸瑛　先生】 俳優やタレントをはじめ、多くの一般企業のトップや住宅関連企業にと引っ張りだこの風水師。各企業の風水セミナーや各地のNHK文化センターでも講師を務め、「わかりやすい」「運気が上がる」と大人気。教室はいつも即満員に。 ＜文／草薙厚子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】