冷静に自己分析し、自分が幸せだと思える道を進んでいる沢田さんですが、
“結婚=幸せ”という感覚の持ち主にそれを理解してもらうのは困難。親や既婚の友人からの「彼氏つくらないの?」「結婚しないの?」攻撃は年を重ねるごとに激しくなっているそうで……。

「『このまま婚期逃したらヤバくない?』とか『出産することを考えたらすぐにでも結婚しないと』とか、本当にうるさくて。なので、
ここ数年は婚活中のフリをしてるんです。おせっかいな友人に合コンに誘われたら参加したり、結婚相談所に通っていると嘘をついたり。焦ってる&頑張ってるアピールをすると納得するようで、みんな少しおとなしくなるんですよ(笑)」
幸運にも(?)これまで合コンに素晴らしい好条件の男性が来たことはなく、その後の展開がなくても友人に責められたことはないとか。
「正直、
行きたくもない合コンに行くのはものすごい面倒なんですけど、『結婚する気がない』という自分の感覚や考え方を
説明して理解してもらおうとするよりは、ずっとラクなんですよね。数時間食べて飲んで笑ってればいいんですから」
できる限りの婚活中アピールをしつつ、「40歳になっても結婚できなかったら諦めておひとり様人生の準備を始めるから応援してね」と、いまのうちから攻撃を止ませるための予防線を張っているという沢田さん。その願い通り、周囲にはおとなしく見守ってもらいたいものです。
―シリーズ「
結婚・出産を“しない”と決めている人たち」―
<文/鈴木うみこ>