男子大学生のみが登録できるという某ママ活アプリで、40歳独身の筆者が人生初のママ活を敢行して報告するこのシリーズも第3回！ 　アプリの相手を探す画面では、ピチピチの男子達の顔写真と大学名と住所（都道府県）と年齢が表示され、東大・京大・慶應に早稲田と高学歴のイケメンが多いことに驚きました。 　とはいえ、学歴や見た目も重要ですが、やっぱり大事なのは中身（!?）ってことで、プロフィール文もしっかりチェック。そこで気になったのが東洋大学4年生の竹内涼真似のイケメン。「絶対に会って後悔させません」なんぞ書いてあるではないですか。 　竹内涼真似とデートできるだけで、絶対に後悔はしないと思いますが、いったい彼は何にそこまで自信があってそんなプロフィールを書いているのでしょうか？ 気になり会ってみることにしました。 　ちなみに、ママ活アプリの男女比は約10：1から8：2だそうで、女性が気に入ればたいていの場合マッチングできることが多いようです。 　待ち合わせをしたのは、手頃な飲み屋が数多くある都内の某所。ハシゴ酒に興味があるという彼のリクエストです。 　当日は筆者が仕事で30分遅刻してしまったのでしたが、待ち合わせ場所に笑顔で現れた彼は、思ったより背が低かったもののプロフィール通り竹内涼真に似ていてとてもさわやか。イケメンとデートなんて何十年ぶり!? 一気にテンションが上がる筆者。 　1軒目は筆者が行ってみたかった可愛いビストロ風の居酒屋へ。お酒は強い方だという彼とビールで乾杯して、食事をつまみつつ、ママ活で歳上女性と会うのは初めてという彼のママ活事情を聞いてみると。 「援交とかお小遣い目当てではありません。もうすぐ大学生活も終わるし、社会人になると時間もなくなると思うし、今のうちに色んな経験をしたいと思ったからです」 　プロフィールに“絶対に後悔させません”と書いた理由については「マッチング率が上がるかなって思って（笑）」と彼。したたか～！ と見事に引っ掛かった自分に苦笑い。 　ママ活アプリはSNSの広告で知ったという彼。低めの声で落ち着いた話し口調、見た目は22歳のフレッシュさそのものですが、なんだか男を感じる。雄っぽさというか、なんというか色気を感じるのです。 　筆者が求める男性ホルモンが多いのでしょうか。4年生ということで彼の就活事情を聞いてみると、その謎はすぐ解けました。 「（就職）決まったところはあります。でもギリギリまで就活はして、少しでも良いところが決まればと思っています」 　業種を聞いてみるとITベンチャーだという。平成生まれの若者世代は安定志向かと思っていましたが、彼は違うようで…。 「まわりは公務員とか大企業とか安定志向が多いです。親からもベンチャーは反対されてるんですけど……、ベンチャーって色んなことに挑戦できるじゃないですか。たくさん経験積んで、いずれは起業したいと思ってるんです！」 　あぁなるほど、それか！　彼は若者世代特有の安定志向・低体温・欲のなさ等がなく、ガツガツしています。昭和世代の筆者に魅力的に見えるワケです。 　イケメンではないが、ベンチャー社長の代表格でもあるホリエモンにも色気を感じてしまう筆者。まずい、これはちょっとトキメイてしまうではないですか！ 　1軒目の会計時（4,900円）も、もちろんこちらが出すつもりでしたが、お財布を出して「すみません。僕5,000円札しかないんですけど、どうすればいいですか？」と言ってくれました。 　ママ活3人目の筆者だが、以前の2人は財布を出す素振りすらなかったので、ジーンときました。でもちょっと意地悪して、「じゃあここは出しとくから次の店は出してくれる？」と言ってみたら彼は即答で「はい！」と。 　卒業旅行のために、ネットカフェで深夜のバイトをしており、財布に5千円しかない彼にご馳走させようなんてひどいでしょうか。でもオスを感じる彼にご馳走してもらうのは、“ママではなく女として扱われているようで気持ち良さそう！”という筆者の欲求もあります。 　2軒目は日本酒が好きという彼に合わせて、日本酒バーへ。昭和歌謡が流れるその店では、筆者より少し歳上っぽい化粧は濃いが美人のママがカウンターの中にいました。 　カウンター席に並んで座ると、彼が身に付けているピアスとネックレスがルイ・ヴィトンであることに気づく。なぜそんな高価な物を!? 思わず突っ込むと。