「誕生日にもらいました。サークルで仲良しの5人グループがいるんですけど、それぞれの誕生日に皆でお金出し合って買ってるんですよ」
なんと……! てっきり歳上女性からの貢物と思ってしまった自分を恥じました。
若者世代は中性化が進み、男でも友達同士でプレゼントを送り合うのが当たり前だと以前、若者研究家の先生に聞いたことがあります。

コリエ・LVサテライト¥48,600 ルイ・ヴィトン公式サイトより
現代っ子な一面もあって可愛いなぁ~なんて思っていたのは私だけではないようで、バーのママが、彼にさかんに話しかけているではないか。隣にいる私は完全無視……!
彼も照れくさそうに受け答えをしています。そんな光景を目の当たりにした私の心に生まれたのはまさしく嫉妬そのもの!
つまらなくなった筆者は、日本酒バーは1合ずつ飲んで、約束通り彼に支払いをしてもらい、早々に3軒目に移動しました。(いや、今日のテーマはハシゴ酒だから理にかなっているが)
3軒目は立ち呑みバーへ、そこでは隣にいた男性3人組が筆者にからんで来たため適当に相手をしていたのですが、それを見てつまらなそうな表情を浮かべる竹内涼真…、その真意は単につまらないだけなのか、私に嫉妬をしてくれているのか、分からないが筆者の萌えキュンスイッチは完全にオンに!
気分が良くなり、お酒が進みお互いいい感じに酔っ払って来たのですが、千葉の実家に住む彼の終電がそろそろだということで店を後にし、駅に向かうことにしました。
その途中、足がもつれてつまづく筆者に、サッと腰に手をまわして支えてくれた彼。彼の手から体温を体に感じると、思わず筆者の口から出てしまった言葉は「帰りたくないな……」でした。彼も「僕もです」と言ってくれ、結局ラブホテルにしけこみ、朝を一緒に迎えてしまいました。

ホテル代は払ってくれなかったですが…お小遣いが発生しなかっただけ良かったと思うべきなのか。ママ活取材と割り切ってデートをするつもりが、まるでミイラ取りがミイラになるように骨抜きになってしまった筆者。
けれども、今後もデートで、おごってあげないといけない関係は正直つらい、割り勘ならまだしも……。
一応「次からは割り勘だよ(笑)」とセコいメッセージを送って彼の了解を得るも、財布に5千円しか入っていないようではそうもいかないでしょう。(そもそもワリカンだと今後デートしてくれるのか危うい気も)
ママ活をしているのはお金に余裕がある人が多いのかもしれないですが、そうではない女性が相手にハマって、“借金しながらホスト通いして身を滅ぼす女性”のようになってしまわないか、自分の身を持って、ママ活現象の行末を不安に思った筆者でした。
<文/ライターM>