Love

彼女の部屋にドン引きした男性…恋心が一瞬で冷めたあるモノとは?

黙って帰った後、連絡を断った

玄関ドアを叩かれて

写真はイメージです

「レディコミの海と化した部屋からそっと出て鍵をかけると、郵便受けに鍵を返して自宅に帰りました。E美がくれた合鍵は結局その1回しか使いませんでした」  レディコミが好きでも何も悪くないと思いますが…E美さんの見た目が好みですぐ告白しただけあって、勝手なイメージだけがふくらんでいたのかもしれませんね。  その後、部屋の様子から状況を察したE美さんから何度も「あれは違うの。私の親友が漫画家で、レディコミで描いていて…」という内容のLINEが届きましたが、正博さんはどうしても返信する気になれず無視し続けているそうです。  人の部屋のクローゼットを勝手に開けたり、別れ話もしないで連絡を断つ正博さん。レディコミ読者であることに比べて、そっちの方がなかなかハードだと思う向きもあるのではないでしょうか。  続いては、抜き打ちで彼女の部屋に行った男性の話です。

付き合っている彼女が急に家に来なくなった

 米田裕二さん(仮名・32歳・デザイン事務所勤務)は料理が趣味で、数ヶ月に一度ホームパーティーを開いては友人を招き、手料理を振る舞っていました。 「そのパーティーに僕の後輩が、N子(26歳・ショップ店員)をつれて来たのが出会いで…僕の作ったロールキャベツを『美味しい、美味しい!』と5個も食べる姿を見て一発で好きになりました」  ほどなく2人はお付き合いを始め、しばらく米田さんの家にN子さんが入り浸っていたのですが…。 同棲「急に“体調を崩した”と言ってN子が来なくなったんですよ。心配して『お見舞いに行くよ』と言うと、スゴい勢いで断られるし…僕、不安になっちゃって」  まだN子さんの家に行った事がなかった米田さんは、以前彼女が自室に置いて行った、行きつけの歯医者の改装工事のお知らせのハガキに書かれた住所を見ながら、抜き打ちで家を訪ねてみる事にしました。 「もしかしたら、他に男がいるのかも…とビクビクしながら呼び鈴を鳴らすと、N子が現れたのですが…」

殺風景な部屋でダイエットにはげむ彼女

 なんだか以前よりぽっちゃりしたN子さんに驚く米田さん。彼女は「なんで急に来たりするの?」とちょっとイライラしながらも、部屋に入れてくれたそう。 「するとN子の部屋の殺風景さにまず驚きましたね…うっすい布団と、部屋の隅に洋服が積んであって、あとカラーボックスとノートパソコンがあるぐらいで…洗濯機も冷蔵庫も電子レンジも無いんですよ」 引っ越し 話を聞くとN子さんは、米田さんの家で美味しい料理を食べ過ぎてしまい5kgも太ってしまったんだそう。 「実はN子、普段ひとりでいる時はほとんど食事をとらないって言うんですよ。でも誰かといる時はめちゃくちゃ食べて『私、すっごく食べるけど太らないんです~』というふうに周りにアピールしていたらしいんですよね…」  元の体重に戻すために、何もない自室でダイエットに励んでいたというN子さんの話を聞いているうちに、どんどん不安な気持ちになってしまった米田さん。 「いくらダイエットのためと言っても、冷蔵庫もお皿も無い部屋で、何も食べないでガマンするなんて…極端過ぎますよね? 今後、もし一緒に暮らしたり…子供が出来たりしたらどうする気なんだろう? と、つい考えてしまって…」  それからN子さんとの仲はギクシャクしてしまい、自然消滅してしまったんだとか。 「なんか普通に冷蔵庫ぐらい持っていて欲しいし、バランス良く食事を摂って、運動しながらダイエットできる女性がいいなと思ってしまって…あれ、僕って心狭いですかね?」 <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ