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『わたし定時で帰ります』にアメリカ人びっくり。“働き方”米国はホントに楽なの?

実は有給休暇制度を国が定めていない唯一の先進国

 また、年間の祝祭日の日数もアメリカは、日本の17日より少なくわずか10日。会社員の夏休みは多くて2週間程度で、ヨーロッパのように数カ月のバケーションが取れるというようなことはありません。 『ヤフーファイナンス Yahoo Finance』によると、アメリカは主要先進国の中で唯一、国が有給休暇制度を定めていない国。そのためアメリカ人労働者の4人に1人が有給休暇を与えられておらず、夏休みを取ったり、家族サービスのために祝日に休みを取ったりした場合には無給なのだといいます。 ブラック企業会社職場 意外にも筆者が渡米して最初に思ったアメリカ人の印象は、「よく働く人たちだ」というものでした。ただし、「帰れる時は定時で帰るのは当たり前」「持っている有給休暇は有効に使わせてもらう」など、自分の権利を主張する強さはアメリカ人の方が断然上です。  同僚から「みんな残業しているのに、なんであなただけ先に帰るの?」というピアプレッシャー(仲間からの圧力)を受けることもないですし、昇進したいからといって「やることはないけど上司が帰るまで俺も居残る」なんて話もまず聞きませんから。その点では日本よりはるかに働きやすい環境だと思います。 Sources:「The New York Times」「Business Insider」「Seattle times」「Yahoo! Finance」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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