Fashion

いつか着るかも…“服を捨てられない人”のための、上手な捨て方

 ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。夏のボーナスが終わって気づけばクローゼットは洋服だらけ……。そろそろ重い腰をあげて、お部屋の整理整頓に取り掛かる時期ではありませんか? そこで今回は、物を捨てられないという方にもおすすめお洋服の整理整頓術をご紹介します。

なぜその服を捨てられないのか理由を考える

闇雲に捨てても根本的な解決に繋がらない

写真はイメージです(以下同)

 洋服を捨てられないという方が、どんなに決意を持ってお洋服を捨てたとしても、それは一時的なものであって根本的な解決に繋がりにくい場合があります。捨てた瞬間はスッキリするものの、後になって「あぁ、やっぱり捨てなきゃ良かった」と後悔をしてしまう。だからもう捨てないでとっておこうという気持ちが無限ループとなっているのですよね。  その捨てられない気持ちにピリオドを打つには、ご自身が“なぜその服を捨てられないのか”という原因を知り、それに合わせた対策を立てる必要があります。そこで次に、洋服を捨てられない代表的な理由3パターンから落とし込んだ服を捨てるための習慣法をご紹介します。

「いつか使うかも」で捨てられない人

 お気に入りだった服を前にしていつも捨てようか悩むけれど、結局「またいつか使う日が来るかもしれない」という服が多くなっている方は、まずその服を“捨てられない理由”と“実際に着ていない理由”を紙に書き出してみましょう。 「いつか使うかも」で捨てられない人理由を書き出す なぜ、捨てられないのか。それは、流行が巡ってまた着られるかもしれないから? それとも痩せたら着たいと思うから? とっておく理由をいくつも書き出してみるのです。それと同時に今、現在着ていない理由も挙げてみると良いですね。  サイズが合わない・少し流行遅れ・着心地が悪い・合わせる服がない。などきっと着ない理由も様々あるかと思います。こうして洗い出してみると、とっておくべき理由よりも必要としていない理由の方が圧倒的に多い可能性がありませんか? 両方の視点からその服を持っている意味を書き出して、どちらがより多くの理由があるのかを可視化させることで服に対する未練をなくすことができます。

「高い服だったから」捨てられない人

 普段お洋服にお金をかけないけれど、思い切ってブランド物の服を買ってみた! そんなお洋服はかけた値段に対しての未練も相まってなかなか捨てられないのですよね。  しかし、高い服でも年月が経てば服そのものは、いずれ劣化します。それはクローゼットに大事にとってあったとしても……です。ブランド服といえど消耗品ですので5年、10年も経てば服の素材の傷みはもちろんシルエットラインにどこか昔っぽさが現れてしまうもの。  理想的なのは、高い服だからこそ値打ちのあるうちにたくさん着て、あまり着なくなったと思った頃にリサイクルショップやリメイクに回すなどの二次利用へ転換しましょう。目安としては3~5年以内で手放していくのが次の買い手が見つかりやすいのでベストです。
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「思い出の品だから」捨てられない人
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