都合が悪くなると「全部お袋のせい」という彼と婚約破棄するまで
自分に都合の悪いことはすべて「他の人のせい」
それを聞いた和彦も、『なんだ、親父が悪かったのか。じゃあしょうがないな』と勝手に1人で納得。電話を切って、すがすがしい顔で『ごめんごめん、親父のいつもの悪い癖だった! お袋は悪くなかった!』と言ってきたんです」
母親の言うことはすべて信じるという、一見マザコンのようで、都合が悪くなったらその母親のことも悪者にしてしまう和彦さん。そして、その母親自身は自分の夫のせいにする……まさに「蛙の子は蛙」だと愛さんは痛感させられました。
「交際していて、和彦と喧嘩することはもちろんありましたが、こんな最低な一面があるとは思ってもみませんでした。この人とは幸せな家庭を築けないと思い、『別れてください』と、それ以外はもう言葉が出てこなかったですね。和彦は土下座して泣きながら謝ってきましたが、もはやそれも白々しく見えました」
結局、婚約は破談に……
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