束縛が強すぎる彼の恐怖。私のスマホを見るための異常な方法とは…
男女問わず、パートナーへの束縛の強い人はいるものです。ある程度束縛された方が嬉しい場合もあるのでしょうが…。度を過ごすと窮屈(きゅうくつ)になってしまいますよね。
なかには、窮屈どころか強い恐怖心を覚えた体験もあるようです。話を聞いてみました。

今は家庭を持って幸せに暮らしているという、北村香代子さん(仮名・35歳)。育児などにも追われて忙しい毎日だそうですが、ふと過去の記憶がよみがえるそうです。
「あまりにも束縛が強い人だったんです。別れてからは、ストーカー被害に遭うなどはないのですが…。もしかしたらどこかで見られているかもしれない、そんな恐怖心が頭をよぎるんです」
もともと束縛が強いなとは感じていたそうですが、そこまで気にしていなかったという彼女。
「最初はたまにスマホを見せるよう言われるだけだったんです。男性の連絡先を全部消すよう要求されたこともありますが、流していました。仕事づきあいの人もいましたし、冗談で言っているのだろうと」
一人暮らしをしていたという当時、交際してしばらくして彼とは半同棲状態になったそうです。どちらかの家に泊まりにいく、といった日が増えたのだとか。
半同棲になった頃から、束縛がひどくなっていったと言います。
「今日はどちらの家に泊まるかといった流れで、人付き合いを確認されるようになりました。仕事終わりに誰と飲みにいくとか、休日に誰とランチに行くとか。
聞かれるだけだけにとどまらず、写メまで要求してくるようになって。証拠として必要だと言っていました。ときには、遊んでいる相手と電話させるよう言ってくることも…」
その彼は、愛しているからこうしているのだと言い張っていたそうで、最初の頃は香代子さん自身も陶酔している面があったかもしれないと言います。しかし、束縛はエスカレートしていくばかりだったそうで…。
自分の意思を強く伝えるのが苦手だという香代子さん。きつい束縛を受けながらも、我慢していたそうです。
だけど、ついに限界が来たそう。
「お金の管理にまで口を出してくるようになったんです。給与明細はもちろん、クレジット明細、レシート1枚1枚まで。全て見せないと、すごく不機嫌になったんですよ。嘘をついて他の男と遊びにいっているかもしれないって。
そんなことはしていませんし、全ての金銭管理をされるのは辛かったですね。通帳残高と照らし合わせて、見せていないものがないかを確認するんです。
強く伝えるのは苦手なのですが、さすがに無理だな、と。束縛しないでほしいと言いました」
束縛さえなければ上手くやっていけるのではと思った香代子さん。彼は香代子さんの気持ちをくんで、もう束縛はしないと約束したそうですが…。

写真はイメージです(以下同じ)
もともと束縛が強かったが半同棲で悪化

お金のすべてを管理しようとする彼

1
2