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海外挙式に「招待して!」とタダ旅行をたくらむ友人とのバトル

あまりにしつこく、彼に撃退してもらった

 でも、秋奈さんから連絡が来ることは予測の範囲内だったようです。 「グアムで結婚式を挙げた友達がいるんですが、秋奈は本来、招待客ではなかったのに本人に連絡して、新郎新婦の負担でグアムに来た前科があるんです。しかも、ご祝儀は渡さなかったそうです。  自費で海外まで来たならともかく、相手に全額負担させてご祝儀なしってありえないですよ。この話は秋奈以外の大学時代の仲間の間でも話題になり、『あかりもタカられないように気をつけなよー』って言われていたんです」  実際、秋奈さんはあかりさんに何度も連絡してきて、「わかった。ホテル代は自分で負担するから飛行機代は出してよ」など一方的に妥協案を提示するなどなかなか諦めてくれませんでした。 海外挙式「彼氏には逐一(ちくいち)報告していたのですが、秋奈には彼もドン引きしていました。さすがに見かねて私の代わりに彼女と直接話してくれて、それでようやく諦めてくれました」  それでも納得できなかったのか共通の大学の友人たちに文句を言っていたとか。ところが、みんなから「悪いのは秋奈のほうだよ」と逆に責められてしまったそうです。 「前から問題を起こしていたコでしたけど、この一件で完全に孤立。けど、別に縁を切るとかまでは考えてなくて国内での結婚お披露目パーティには招待状を出しましたが出欠の返事すらなく、当日も来ませんでした。ひょっとしたら彼女の中では私が悪者になっているのかもしれませんね」  相手が招待してくれるならともかく、自分から「招待しろ!全額負担しろ!」ではあまりに非常識。世の中にはこんな人もいるんですね。 ―冠婚葬祭・式典のトンデモエピソード― <文/トシタカマサ イラスト/ただりえこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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