それから、これは僕がいろいろな方の相談を聞いてきて気づいたことなのですが、「子づくりハラスメント」というのがあるんじゃないかと思っています。それは
子づくりという大義名分を利用して、相手が望まないセックスをしていくことです。子供を欲しがるのは人間の本能だし、生まれてくる子供に罪は無いし、無条件で可愛いという点を建前にし、エゴイスティックな排泄欲望を満たそうとするハラスメントです。

子だくさん家庭の夫婦に多いと思っています。それは、子供がたくさんいて一見夫婦仲が良さそうだし、家族団欒が幸せそうに見えるので本人たちも自覚しにくくなっています。夫さんの性欲は、子づくりという看板を掲げていますが、実体は無責任な性欲、支配欲だったということです。
エゴイスティックに避妊しないセックスは、あなたとの子を望んでいるのではなく、自分の子を生ませたいだけの動物的支配欲です。(本能はどこか暴力的な面がありますが、この時も、生まれてきた子供に罪はないし、子供が可愛いという愛情はそのままで大丈夫です。)
確かに、子づくりを念頭に置いた場合、〈勃起、挿入、射精〉の3条件のイニシアチブを握っているのは男性側です。でも、子づくりを目的にしないセックスならこの3条件にこだわる必要はなく、触れ合いこそが本質であるという文化的セックスを夫婦間の共通認識として持つことができるはずです。あなた方ご夫婦は、そんなセックスが出来そうでしょうか?

続いて2に関してです。浮気相手と比較し、自分の身体を卑下しすぎです。ここまでいくと謙虚ではなく卑屈になっています。
夫さんがイカないのは、あなたにではなく、夫さんの集中力や射精コントロール力の低下に原因があります。
仮定の話ですが、あなたが他の男性としたら、その方たちは易々と射精することでしょう。美味しい料理を毎日食べ続ければ飽きることもありますが、その料理の味が落ちたわけでは無いのです。そもそも、4人も自分の子供を産んでくれ、長い年月を共にした人間の体を減点法で見ていく人間は考えを改めたほうがいいです。ひたすら慈しむのが当然です。
まずあなたは、
誰よりも共に時間を過ごしてきた自身の体に愛着を持ってください。もし持てないのなら、何らかの努力(ダイエット、肌のお手入れ、セルフプレジャーetc)をしても良いですが、その時は結果を求めるのではなく、全力で取り組み頑張れたかどうかにこだわってください。結果にコミットしなくたって構いません。出来る限り全力で取り組めてれば、愛着は生まれます。