クリスマスのおしゃれサラダを、レストランっぽく作る3つのコツ
【私、今日から料理上手です Vol.7】~クリスマス・ディナー編 第3回~
お店のオシャレなサラダ、真似したい。
皆さん、お家クリスマスの準備は順調に進んでいますか? 先日、パーティの主役として「クリスマスチキン」、メイン料理として「サーモンのクリームパスタ」の作り方をご紹介しました。あとは前菜的な立ち位置として、「サラダ」があると最高ですよね。でも実はサラダって、カンタンそうで意外と難しいメニューではありませんか? レストランやカフェで出てくるものは自分で作るものとはちょっと違い、どこかオシャレでメリハリがあっておいしい。この違いは一体何なのでしょうか?
そこで今回はそんな悩みを解決すべく、オシャレでおいしいサラダを簡単に作ってしまおうというご提案です。
前回のパスタに続き、大事なのは、絶対に失敗することなく、お店級のおいしさを実現すること。そのためには、次の3つのポイントをおさえてみてください。
豪華なサラダを作ろうとして、いろんな具材をバラバラと乗せてしまいがちですが、それがあか抜けない原因になることも。せっかくのクリスマスですから、具材選びはメリハリをつけて華やかさを演出することがポイントになります。その上でのオススメは、「ローストビーフ」。見た目もボリューム満点で、男女問わず子供にも人気なスター食材です。もちろん市販のモノでOKですが、自作も喜び倍増でしょう。
店と家のサラダの違いは、具材の組み合わせ方にあり。サラダの食感や香り、味わい、コクに楽しい変化を与えてくれるのが、ナッツ、チーズ、フルーツ。全部入れるのではなく、好みのものを無理なくチョイスしてみましょう。フルーツはドライフルーツもアリですし、チーズはクリームチーズや粉チーズなどを活用するのも良いでしょう。
いつもの定番野菜を斬新に見せてくれるアイディアとして、野菜をオシャレにカットする専用スライサーは有効です。でもこの手のモノって、すぐに使わなくなったり、洗うのが面倒だったり。そんな中、私が色々試してみて自信を持ってオススメできるのが、キュウリをナミナミにカットできる「きゅうりウェーブスライサー(曙産業・822円税込み/編集部調べ)」です。1本持っておけば、今後のキュウリ料理がオシャレに生まれ変わるでしょう。
さあ、あとは盛りつけのみ。それでは作っていくことにしましょう。
【材料例(2~4人分)】
葉野菜(レタス・ベビーリーフなど) お好み量
ローストビーフ 1パック
きゅうり(スライサーでカットしたもの) 1本分
ナッツ、チーズ、フルーツ お好み量
※ドレッシングは市販のお好みのものを使用すればOK
※こしょうやハーブ、レモンを添えるだけで風味がアップする
【作り方】
(1)華やかな大皿(紙皿でもOK)を用意して、葉野菜を広げる。
(2)ローストビーフを中心に盛りつける。
(3)ナッツ、チーズ、フルーツをトッピングする。お好みのドレッシングやコショウ、ハーブなどをふりかければ完成。
作り方は簡単なので、集まったメンバーで楽しく作るのもよいでしょう。あとは、「愛情込めて楽しく作ること」も重要です。気持ちをこめた、気軽な料理と共に、素敵なクリスマスシーズンをお過ごしください。
【クリスマス・ディナー第1回】⇒クリスマスの「ローストチキン」をフライパンだけでシンプルに作る方法
【クリスマス・ディナー第2回】⇒名店級「サーモンクリームパスタ」は超簡単に作れる。ポイントは材料だけ
<文、写真/スギアカツキ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
ポイントは3つ。具材選びはメリハリを。賢く調理器具を活用せよ
①色々乗せようとしない。豪華食材を1点集中

②ナッツ、チーズ、フルーツのどれかを加えて、洗練した組み合わせに

③スライサーを有効活用する
カンタン・オシャレなおいしいサラダの作り方





スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12