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新『おっさんずラブ』…おっさんたちの青春がついにクライマックスへ

春田を巡る恋の争奪戦で誰もいなくなる

 成瀬に告白された四宮は、成瀬に対して冷たい態度をとります。そして、傷心の成瀬を励ます春田を見て、寮を出て行く決心をするのでした。  さらに、黒澤も突如「会社を辞めようと思う」と春田に告白。四宮も黒澤も春田の前から姿を消し、7話のサブタイトルどおり「そして誰もいなくなった」のでした。最終回を前に、波乱の展開をむかえます。

なんでもアリの展開に最後が全く読めない

 春田、成瀬、四宮のやりとりが寮で繰り広げられるシーンが流れるたびに、どうしても『テラスハウス』を見ているような気持ちになります。おしゃれなシェアハウスを舞台に、「好きか」「嫌いか」で複数人でイチャイチャやりあっています。  一方で、卓球大会が始まったりとコント番組を見ているかのような気持ちにもなり、さらには突然現れた獅子丸が会社の組織改革をはじめ、お仕事ドラマにもなったりと最後まで展開が全く読めません。
 あわせて今回は、黒澤が実の娘と春田を奪いあい、その親子関係を描いたりと「なんでもアリ展開」の着地どころがまだまだ読めません。  小ネタや演出でクスクス笑えて楽しむ一方で、人間関係が深まり切らないままここまで走ってきた感もぬぐえません。最終回でどんなハッピーエンドがまっているのか、心待ちにしながら土曜の夜を待ちたいと思います。 <文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB
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