「彼の投稿に『いいね』してる人や、相互フォローしあっている人をくまなくチェックしたら、見事に女性ばっかりだったんです。それも可愛い子しかいなくて……。アカウントを覗いてみたら、ほんとにただの友達？って感じのすごく親密そうなツーショットを見つけてしまって心臓がドクンと大きく鳴りました」 「一度疑いだしたらモヤモヤはふくらむばかりで……。それで私のほうが急によそよそしく接するようになってしまったんですけど、不信感が伝わったのか次第にLINEのやり取りも会う回数も減っていきました」 　ここで自然消滅かと思いきや、4年ぶりに火がついた恋心をそう簡単に消すことはできず、たまにくるLINEに一喜一憂する日々が続いたとか。 「もう気になって気になって。起きてすぐに彼のインスタやつながりのある女子のインスタ、誰かにタグ付けされていないかをチェック。寝る前のベッドの中でだって時間があればそんなことばかりしていたんです。インスタだけではなく、フェイスブックやツイッターのアカウントまで探し出そうとしていました。もう、私探偵かよって感じで。こんなことをしている間にも、他の人と会っていたりするのかな……と考えると胸が苦しかったです」 　自分に自信が持てず恋愛に対してネガティヴだという麻美さん。彼のSNSに張り付いて悪い妄想を膨らませては、彼を取り巻く女性たちに嫉妬を膨らまします。 「LINEが来ない日は、あのインスタの女の子と会ってるんだ…チェックしなきゃ！と考えるようになっていました。次第に眠れない夜が増えて、仕事中も頭の中は彼とそれを取り巻く女性のことでいっぱいに。そんな日々が1ヶ月ほど続いたあるランチタイム。彼からLINEが届いたんです。 　そこには『もしかして、俺の友達のことフォローした？』と書かれていました。私は即座に『してない！』と反論すると“ある名前”が送られてきて、『あ、私が密かにチェックしていたあの子だ』と背筋がゾクリとしました……」