また、新型コロナウイルスの影響で、思わぬとばっちりを受けているのがメキシコ産の人気ビール「コロナビール」です。 　2月末に発表されたマーケティング調査によると、なんと回答したアメリカ人の38％が「今はどのような状況でもコロナビールを買わない」と答えたのに加え、いつもは同ビールを頼んでいる人の14％が「出先でコロナビールを注文しない」と答えたとか。 　さらに、16％が「新型コロナウイルス」とメキシコ産の「コロナビール」の関係性に困惑、つまり、この2つに関係があるかもしれないと疑っているというわけです。

38% of Americans wouldn't buy Corona beer "under any circumstances" because of the coronavirus, according to a recent survey.

Just to be abundantly clear: There is no link between the virus and the beer. https://t.co/D8fL89Oe0E

— CNN (@CNN) February 28, 2020

　CNNがこのニュースを報じると、ツイッターのコメント欄には「38％のアメリカ人がアホ党員」「38％のアメリカ人は大統領選挙で投票するべきではない」「こんな記事が掲載されるなんてバカバカしい」「私は飲むわよ、消毒のために！」などの批判が相次ぎました。 　米国におけるコロナビールの販売を行っているコンステレーション・ブランズは、「メディアによって、間違った消費者心理が報じられています。私たちの顧客は、ウイルスとコロナビールが全く関係ないことをよく理解いています」とコメント。 　常識的に考えて、世界的に知られる新型ウイルスとメキシコの人気ビールが関係ないことは火を見るよりも明らか。でも、あのトランプが大統領をやっている国です、「こうしたとんでもない意見を持つ人も一定数いるのかも？」と思わずにはいられないニュースです。 Sources:「The New York Times」「New York Post」「CNN」 ＜文／橘エコ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】