今回ゴミとして手放した物には2つの種類がありました。
1つは、今は着ていない服や装飾品。これはよくある、今の自分に合わないものです。

そして2つめが、もらったモノ。私はカバンが大好きで、家族や彼氏からもらったバッグが多数ありました。中にはもらって1回も使っていないものもあり、どれも「もらったものだし」「高価なものだから」「直したら使える」のオンパレードで、クローゼットを占領していました。多分今後も使うことはないだろうし、メルカリ出品も面倒だなーと思った時に、ある1つの言葉が浮かびます。
「プレゼントは、感謝して受け取った時に、そこで役目は一旦終えている」という言葉です。そう思うと、どれも「ありがとう」の気持ちは抱いたわけで、ただ「捨てるのは悪い」という自分のエゴで、今日まで自分の人生と生活をパンパンにしているのかもと思えてきます。
そうして思い切って整理したら、7袋のゴミ袋という結果に落ち着きました。とはいえ、捨てられないものもあります。その中の一つが、
20~30万はしたであろう結婚指輪です。
いざという時に売ってお金にしようと思い、今日までなんとなく手元に置いておきましたが、ありがたくも万が一の事態は起きませんでした。
「これは一体いくらになるのか……」
素朴な疑問をいだきつつ、ためしに指にはめてみる。当時より6キロは痩せている今、指輪はスカスカ。そもそも、この指輪をつけることはこの先一生有りえません。
「まるで未練があるみたいじゃないか……」
そうボヤキながら、一旦ゴミ捨て場に袋を持ち込みながら、質屋さんをネット検索してみるのでした。
<文・イラスト/おおしまりえ>
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コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:
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