山川さんのようにリモートワークがきっかけで会えなくなり、不倫をやめられたという女性は少なくないのかもしれません。一方で「コロナに対する互いの意識の違い」で不倫をやめられたと語るのは、都内のエスエサロンに勤務する橋野優香さん（仮名・30歳）。 「飲み会で知り合った男性とずっと不倫関係にあったのですが、今回のことできっぱり忘れられそうです。元々、結婚していると知らされていなくて私から告白して交際が始まりました。付き合ってから彼が既婚者だと知ったのですが、好きだったので別れることができなかったのです」 「彼は遊び人でよく飲み歩いていたのですが、コロナウイルスが流行って夜の店でも感染者が確認されたときに、『今は飲み歩くのやめといたほうがいいんじゃない』と促したんです。でも、彼は『大丈夫でしょ』と、聞く耳持たずで。 　私はエステ勤務だし、今は緊急事態宣言でお店は休業していますが、彼と付き合っているときはほぼ毎日出勤していました。もし、彼が感染して私にも感染してしまったら店を閉めないといけなくなってしまいます。それに、お客様にもし感染させてしまったら……と考えたら不安になり、そこから彼とは徐々に距離を置いていくようになりました 　今はさすがに彼も飲み歩いていないと思いますが、どちらにせよこんな状況じゃ会えないだろうし別れて良かったと思いますね」 　今回のコロナ騒動で人間の本質が見えた……という人もいると思いますが、それは不倫でも同じなのかも知れません。2人の女性は。これを機にきっぱりと不倫をやめられて良かったと思います。 ＜文／結城＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】