恋人同士の別れには様々なドラマがありますが円満に別れたはずなのに、なぜかこじれてしまう関係もあるようで…そんな恋人との別れによって人生変わってしまった男性がいました。 　会社員の昌弘さん（仮名・当時27歳）には、大学時代から付き合っている同級生の涼香さんという彼女がいました。5年以上も付き合っていた2人でしたが… 「涼香は気が強くプライドが高いタイプで、学生時代から僕を見下すような発言も多かったんです。そのせいで喧嘩になることもあって何度か別れを考えたこともありましたが、結局ズルズルとここまできた感じです」 　そんな2人は大学卒業後別の業界に就職。休日が異なる2人は予定が合わせづらくなり、次第に合う時間が減っていきました。 「大学時代の友人たちからは、『このまま結婚か？』と冷やかされることもあったんですが、会う時間が減って涼香への気持ちが薄れていきました。連絡の頻度や温度感から察するに、それは涼香も同じだったんじゃないかと思います」 　久々に会っても険悪なムードになることも増え、ある時2人は些細なことから大きな言い争いをしまいました。そしてついに、昌弘さんから別れを切り出したのです。 「意外なことに涼香ははじめ、別れを拒否していたんです。なので、別れるまで何度も話し合いをして、最後は納得してくれ円満に別れたはずでした。ただ、別れ際に涼香から『友人たちへの報告は私がしたい』と言われたので、僕は友人たちに何も言わないことにしました」 　それから1ヵ月ほど経った頃、大学時代の友人である省吾さんからある連絡がやってきます。そしてそれが昌弘さんにとって地獄の日々の始まりでした。