「不思議なもので徐々に『
全部自分が悪かった』と思うようになってしまい、それからは仕事も食事も睡眠もできなくなっていきました。多分10キロ近く痩せて、職場でもたくさんの人から心配されました」
その後会社や友人たちの勧めで病院に行った昌弘さんは鬱と診断され、そのまま会社を辞めて実家に帰ることになったそうです。
「あの直後に比べたらマシになりましたが、
今でもLINEの通知や電話が鳴ると、恐怖で動けなくなってしまいます。あれから省吾たちが他方に弁明してくれていたようですが、もういいんです。とにかく二度と彼女たちに関わることなく暮らせればそれで。もちろん省吾や信じてくれている友人には元気になったら恩返ししたいと思っています」
自分は悪いことしていないのに、大勢から悪者にされてしまった昌弘さん。SNSでの誹謗中傷などが問題視される昨今、自分の発言が誰かを傷つけていないか、改めて考えてみたいものです。
―シリーズ「人生を変えた劇的な出会いと別れ」―
<文/スノーマン>