「涼香との共通の友人で特に女性陣から、僕がSNSでひどい言われようをしていると聞かされました。僕はSNSをほぼやっていなくて友人をフォローしていなかったので、省吾に涼香のアカウントを教えてもらい見たんですが…
そこには、僕が浮気をしていたことや暴力をふるっていたことなどが書かれていたんです。そして、結婚も考えていたけれど耐えられなくて私から別れたとも書かれていました」
その投稿には、涼香さんを心配する声や昌弘さんを批判する声や暴言などが書き込まれ、完全に昌弘さんは最低な元カレになっていました。
「もちろん浮気や暴力なんて一切していないので驚きました。すぐに涼香に連絡を取ろうとしたのですが、LINEも電話も全てブロックされそれすらできず、とりあえず連絡をくれた省吾に全てウソだ伝えたんです。省吾ははじめから一切疑っていないと言ってくれ、それだけが救いでした。後から分かったんですが、涼香はSNSで僕と結婚すると言っていたようなんです。だから振られたと言うのが悔しくてこういう投稿をしたのではないかと…」
この投稿はすでに多くの人に共有され、涼香さんは悲劇のヒロイン状態に。弁明の余地すら与えられない雰囲気でした。そしてそれはSNSだけにとどまらず、ついに昌弘さんを直接LINEなどで誹謗中傷をしたりほぼ使っていないSNSを見つけて攻撃したりする人が続出し、状況はどんどん悪化していきました。
「知らない人からの攻撃ならまだ耐えられたのですが、学生時代の友人が次々に離れていくのはショックでした。飲み会などにも誘われなくなり、しまいには仲が良かったはずの人にも『
お前みたいな最低なやつとは付き合えない』と言われ、毎日落ち込んでは泣きたくなり…本当に苦しかったです」
もちろん省吾さん含め数名の友人はそれでも信じて連絡してくれていましたが、度重なる誹謗中傷や心無い言葉に、ついに昌弘さんは心を病んでしまいます。